PENTAX、反撃の狼煙を上げたか?
今月の写真情報誌を見ていたらPENTAXからこんな新製品が出るそうです。PENTAX DFA100mmF2.8MACRO WRDFAとは”デジタルでもフルサイズでも使える”と言うことでこのレンズはフルサイズフォーマット、WRは”全天候型”という意味だそうです。今までフルサイズのマクロレンズにはプラスティック外装のDFA100mmF2.8MACROがあったのですが外装をアルミにし直す事で再び登場しました。実は桜上水はこのレンズの前の前、FA100mmF2.8MACROを持っているのですが中距離マクロと言うのは実に重宝するレンズのひとつです。よく”標準よりボケがやや硬くなる”と言われますが中距離マクロならその心配ご無用、チープな外観とは裏腹にかなりいい絵を叩き出してくれます。桜上水的にこのFA100に匹敵するのはC/YZEISSのMACRO-Planar60mmF2.8だけでしょう。油彩と水彩くらいに傾向の違うレンズですが他社のズームマクロのように描写がささくれ立つことがないので双方とも愛して止まないレンズです。で、このレンズ実は絞り環がありません。つまり135フィルムで撮影しようとするならパートナーを選ぶということ。FA系が登場したSFXからあとのZ系、MZ系、ist系でないとこのレンズは使えません。super-A系も一応使えますがシャッター優先のみと言うことになるでしょう。天下のKマウントを持つPENTAXがこんな中途半端なレンズを作っていいのか?と思われるかもしれませんがもしかしたらこれはフルサイズフォーマットデジイチへの伏線ではないでしょうか?写真雑誌を読む限りではPENTAXはK-xが思いのほか好調のようで今年の収益も黒字にはなりませんが国内では四番目くらいの位置につけているそうです(1・2位はキヤノンとnikon、3位はソニー)。一時期JVCへの身売り話が出ましたが(HOYAはPENTAXの医療分野に興味があり、カメラ部門はあくまでオマケ)これはJVC・HOYA双方にとって現実味がない話だそうです。HOYA傘下で果たしてフルサイズが出来るのかどうかはわかりませんが、新DFAの登場で思わず期待せずにはいられません(^-^)