ＳＡＬＯＮ　ＤＥ　ＪＩＮ

何やら大層な見出しですが、今日私が体験した外れくじ。
滅多に大はずれは無いのですが、久し振りにピントが遠くずれてお財布の中身は言わずもがな。
年に数回この馬鹿げたギャンブルに手を染めるには、ちょっとした私なりの理由があります。
何か前進しようとした時、自分で迷子になり判断がおぼつかない時、マダマダ神様には見捨てられていないようねと確認する時、私の哲学なのです。
少し大げさですが、宝くじは交通事故にあうような確立以下です。ならば不幸を遠いところに飛ばせる力があるとすれば、宝くじもパチンコも当たらずともがっかりする事もないのです。
賭け事にはまり身を滅ぼすのは、引き際を知らないからです。
賭け事は儲かるはずが無いけれど、たまにはお金の流通を促す為に、冒険心を満足させたりと冷静に対処出来ます。
だから多少の神秘性が秘められているのかも知れません。
以前パチンコのプロという職業をかてに生活をしている人から話を聞いた事があります。
いかに恥ずべき仕事でも、仕事ならば完全な仕事を目指さなくてはプロではないと。
当時彼は、国立大の四年生。
さぞかしご両親はがっかりされたでしょう？と思い訪ねました。
すると意外にも、それも人生、自分のことは自分で考えよ！と言われたそうな。
私はちょっとした感動を覚えました。
幸せのかたちは、百人いれば百通りの答えが導かれます。
それが生きるという事なのです。
私も遊んでばかりいられませんから、今日も仕事はさせて頂きました。
何方ですか？
「パチンコがおしごとなんて大馬鹿な奴と思われている方？」
人生無駄も大事なお仕事の一貫です。
美味しい水も冒険と努力をしなくては、くめないという事なのでしょうね。