テーマ:食べ物あれこれ(49913)
カテゴリ:あれやこれや
実は引越しではありません。
夫が単身赴任から戻ってきたのです。 一人分の荷物だからたかが知れているはずですが、結構大変な思いをしました。 エプロンサービスも頼んでいたので、開梱してダンボールを持ち帰るところまでして貰ったのに、何が大変だったかというと、荷物をしまうスペースがないことです。 夫の椅子を図書館から借りてきた本の置き場にしてしまったように、空いているはずの場所は使ってしまったので、溢れる物を仕舞うには改めて整理し直したり捨てたりするしか方法はありません。 お陰でくたくたになりました。 そこでお疲れ様とお帰りなさいの意味で、夫と二人でかねてから行きたいと思っていた、元町の創作料理の店にでかけました。 前々から量が多いという評判は聞いていたのですが、数えてみたら次々に24品目も出てきました。(はし袋にメモしましたから確かです。) 本当にうまいものばかりでしたが、一品の量は少ないとは言え、さすがに食べきれません。 最後の方は持ち帰りとして包んでもらいました。 もうこれ以上は無理、食べれないという時にエビフライが出てきたのには驚きました。 これを食べられるのはプロレスラーか相撲取りしかいないと思います。 終わり近くで、女将が挨拶に来られました。 白い上っ張りで、今まで厨房で働いていたという様子です。 どうも名物のおむすびは女将が握っているらしいのです。 頭を畳に着けんばかりにして、丁寧なおじぎをされるので、恐縮してしまいました。 そういえば仲居さんも最初に挨拶からきちんとされましたが、女将のこの姿勢があるからだと納得。 女将が創作するというメニューには、気どったものはなく、家庭料理の温かさが感じられる、ちょっと珍しい物が多かったです。 例えば、大根の味噌漬けのサンドイッチ。 正方形の小さなサンドイッチが小皿に乗ってでてくるのですが、勿論初めての味。意外に美味しくて感動しました。 一番こってりしていたのがスペアリブでした。後から考えたらこれを包んで貰わなかったことが敗因でした。 結局お腹が一杯で苦しくなってしまいましたから。 もしも次回があるのならば、今度は無理せず持ち帰れるものは全て持ち帰ろうと心に誓い、店を後にしました。 帰り道、食べ過ぎて苦しく、下を向けずに見上げた夜桜の怪しい美しさはきっと忘れないでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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