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2010年11月11日
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人形塚に残されていた 「Help」という文字を書く書記人形と女性写真。
この謎に迫るため 探偵の幕辺と学生の頼科は人形の出所『ギロチン城』へ。
密室で起きた 城主斬首殺人事件という過去、外界を拒絶した構造、多くの処刑具、過剰なセキュリティが存在するこの異様な館で二人を待ち受けていたのは 新たな密室殺人!
物理トリックの名手・北山猛邦の“城”シリーズ第4弾。
内容(「BOOK」データベースより)



昨年のワセダ・ミステリクラブ講演会に行って、爽やかで気さくなイケメンであることが判明した、北山猛邦さんの作品。

『城』シリーズ、4作目です。

新本格に対する批判として、人間が描かれていない、とよく言われますが、それに挑むかのように、一、二、三、四、五という名前の登場人物が出てきたのには驚きました。これ以上ない記号化ですね。

北山さんは、いつも読者を独特の世界で遊ばせてくれますが、今回はギロチン城という名前に似合わず、生体認証システムによる過剰なセキュリティが働いている館の中が舞台です。

さすがに、物理の北山といわれるだけのことはあって、物理トリックを見せてくれましたし、中にはとても豪快なトリックもあります。壮大すぎて思いつきもしませんでしたが。

それ以上にわからなかったのが、犯人の正体でした。

見事騙されました。
真実がわかったのちに振り返ってみると、実に注意深く描かれていること、巧みにミスリードされていたことがわかります。
自分では検証せずに、あとで、とても詳しく検証されている方のブログを読んで感心しました(笑)

世界観としては、これまでの作品の方が印象が強かったような気がします。
私はややこしいけれど『『瑠璃城』殺人事件』が好きですが、『『ギロチン城』殺人事件』が一番読みやすいと思いました。


     



これまでの『城』シリーズ

   











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最終更新日  2010年11月11日 18時46分28秒
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