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学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2018年12月18日
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カテゴリ:準動詞

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本日の問題


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次の英文を受動態にしてください。


She made me some cookies. 


















答:受動態にはできない。


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空所に入る適切な準動詞は  to hit  それとも  hitting?


1) I missed (                    ) the target.

2) I failed (                   
) the target.
























答:1) hitting     2) to hit


今回も大阪セミナーからの「不定詞・動名詞」に関する質問です。


問題文はどちらも「私は的に当てそこねた(的をはずした)」と同じように訳されるのにどうして 


miss には「動名詞」が続き、fail には「to 不定詞」が続くのか?


復習:不定詞・動名詞の基本イメージ


to do = 未来に到達する動作・状態を示す

doing = 未来に到達しない動作・状態を示す



受講生の質問、


どうして fail には hitting ではなく to hit が続くのですか?


まず miss から見てみましょう。


miss「~しそこなう」


miss hitting は「的に当たらない」、つまり「hit という動作に到達しない」のだから動名詞の「未来に動作が到達しない」という基本イメージに当てはまりますね。


では fail を見てみましょう。


確かに fail に続く to hit は「to 不定詞」の基本イメージとは正反対の「未来に動作が到達しない」という意味を持ち合わせているように思えますが、実は fail は to 不定詞の基本イメージ「未来に到達したい動作」を示しているのです。


fail という動作は「何かをしようとしてできない」というのが正しいイメージです。


fail には「失敗する」という意味もありますが、「失敗」とは「何かをしようとしてできない」という意味ですよね。誰も失敗したくて失敗するわけではなく、一生懸命頑張って行為に到達しようとするけど、できない。これが fail (失敗する) のニュアンスです。


つまり、fail に続く to do の動作は実際には到達していませんが、fail はある動作に到達しようとする積極性を持っているので to 不定詞が続くのです。


したがって、前述の問題文は同じように訳されますが、ニュアンスはかなり違います。


1) I missed hitting the target.


この文は単に「私は的に当てそこねた」という意味。例えば、1回の試みで的を外したというイメージ。それに対して、


2) I failed to hit the target.


この文は「何度も試みたが一度も当たらなかった」というイメージ。fail には当てるという動作に到達させようとする積極性があるので to 不定詞が続くのです。


和訳に翻弄されずに to dodoing の基本イメージで考えると missfail のニュアンスの違いがよくわかるでしょう。


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発行者 小栗 聡 

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最終更新日  2018年12月18日 13時58分01秒
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