根尾断層
根尾断層堤防のように見えるのが断層で6mもあります。兵庫県南部地震において淡路島の野島断層で出現した垂直変位量約1mと比べるといかに大きいかわかります。濃尾震災現在の本巣郡根尾村付近を震源として1891年(明治24年) 10月28日午前6時37分に根尾谷断層が動いたことで発生した地震である.マグニチュード = 8.0とされるわが国最大級の直下型内陸地震。岐阜県や愛知県を中心に死者7,273名,負傷者17,175名,全壊家屋 142,177軒,山崩れ10,224ヶ所などの大きな被害がもたらされた震源に近い根尾村での被害は大きく総人口3,346名のうち死者142名 (約4%) 負傷者290名 (約9%) 総戸数715軒のうち倒壊675軒 (約94%) 1995年(平成7年)の兵庫県南部地震における死者が6,432名,負傷者43,792名であったことを参考にしてこれらを110年前の人口過疎地における被害数としてみれば,いかに甚大な被害をもたらした地震であるかがわかる.