ハギ
秋の代表花のように見られますがけっこう夏の早い時期から目に付きます。写真はマルバハギのようですが...富士見高原にて ハギ(萩)マメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草の一つ。分布は種類にもよるが、日本のほぼ全域。古くから日本人に親しまれ、万葉集で最もよく詠まれる花でもある。別名:芽子・生芽(ハギ)。数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。ハギの代表的種類 ヤマハギ(学名 Lespedeza bicolor) キハギ(学名 L. buergeri) シラハギ(学名 L. japonica) ツクシハギ(学名 L. homoloba) マルバハギ(学名 L. cyrtobotrya) ミヤギノハギ(学名 L. thunbergii) このほか、マメ科植物で、ハギの名を持ったものにはメドハギ・ヤブハギ・ヌスビトハギ・ネコハギなど多くのものがある。他に、ヒメハギはマメ科ではなく、ヒメハギ科に属するが、花の外見がややマメ科に似る。