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「世界の中心で、愛をさけぶ」が300万部のベストセラーになった背景がDIME誌に書かれています。
この本の原題は、「恋するソクラテス」だったそうですが、これじゃとても売れませんよね。 1万部程度にとどまっていたこの本が売れ出した原因は、タイトルやオビの柴崎コウの推薦文もさることながら、ある書店員のPOPが発端になっていたのです。 そこには、オススメの理由とともに、「立ち読みは○ページ~○ページを読むべし」と書いてありました。 立ち読みを推奨するとは。その書店員の着眼点に感心しました。 なぜなら、昔はいざ知らず、今の書店では立ち読みという行為に対して何の罪悪感も持っていない人が多いから。 書店員にとっては、商品をタダで読まれて、その上乱雑に扱われようものなら、かなり嫌なものです。(もちろん出版社にとっても!) そこをぐっとこらえて(?)、あえて立ち読みのポイントを示したことで、最初から立ち読みさせるのではなく「途中をちょっと見せる」ことに成功して売れ出したと考えられます。 この小説については賛否両論分かれているが、クライマックスの出来は良いはずです。 そこをあえて読ませることで、「話の流れが気になる」状態に客を持っていったのでしょう。 逆転の発想で得た勝利というべきか。 …小説の内容よりも、こうしたプロモーションの視点について得るものが大きいかも。 あなたの商品も、どこを「チョイ見せ」するか考えてみると面白いですよ。 はじめから、全部を見せる必要はないんです。 うしろから見せてみたり、少し取り出して見せたり。 一番オイシイところを見せることができれば、株は上がるでしょう。お見合い写真みたいなもんですね。 さて、いかがですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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