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カテゴリ:読書
デニス ショウォルター著を読了しました。
「バストーニュの戦い」で苦戦して崩れそうだった時に、 アメリカ軍の機甲師団の第3軍を率いていたパットンが応援に来たおかげで助かった場面がありました。 が、彼等(実際に戦っていた元兵士達のインタビュー) が口を揃えて、パットンの救助なんて必要じゃなかった、 と言っていたのが気になっていました。 パットンと言えば、映画「パットン大戦車軍団」 でシチリア島を進撃する勇ましい姿を記憶していましたが、 なぜ第101空挺師団の人達がパットンを否定するような発言をするのかに興味が湧いたのです。
衝動買いしてしまいました。 一緒に比較対象として取り上げられているロンメルも、 様々な映画や物語で知られている第二次世界大戦の有名人ですが、 彼にも興味がありましたね。 砂漠の狐と呼ばれて恐れられた将軍はどんな人物だったのか? ということです。 ロンメルの現場指揮官としての優秀さが印象に残りました。 第二次大戦でのアメリカ軍は、 無敵の軍団 のような印象を持っていましたが、 必ずしもそうではない事を知りました。 かなり高い評価を受けているにも関わらず、 ドイツ国内ではあまり高い評価をされていないそうです。 ドイツで第二次大戦を前向きに評価しにくい、 という政治的事情もあるとは思いますが、 国内では元帥としてより、 師団長クラスとしては優秀な人物とされているらしいです。 旧日本軍の硫黄島での戦いや、 指揮官の栗林中将について、 あまり国民に知られていないのと同じ理由と思います。 かなりエキセントリックな性格が災いして、 その人物評はアメリカでもまっぷたつに分かれているらしいです。 様々な伝説が残っていますが、 好意的解釈と批判的解釈があり、 一体どちらが本当なのかわからないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年04月28日 21時00分17秒
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