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カテゴリ:読書
2008年1月12日の日記を転載します。 福岡伸一著を読了しました。
やや憂鬱気味でしたので、 本を読む気力を無くしていましたが、 この本はその失っていた気力を取り戻すに 余りあるほど面白かったです。 生命とは何か? という問いについて、 分子生物学の研究世界で過ごしてきた著者が、 彼の研究者としての知見や 過去の研究者の研究成果や 研究の歴史などから紐解いていこうと試みた本です。
一般の(というか世間一般には全く馴染みのない) 研究世界に関する小難しい本と違って、 著者の好奇心の旅に同行しているような感覚で 分子生物学の世界を旅させてくれます。 表現は分かりやすい比喩を多用してあり、 とてもイメージしやすく、 まるで冒険物語を読んでいるような錯覚に陥ります。 この本がヒットした背景には、 アメリカだったかカナダだったかの ドラマシリーズで、リ・ジェネシス というのを 最近WOWOWで放送したりレンタルビデオ になっていたりしてますが、 分子生物学の世界について イメージ出来る人が多数いた ことがあると思います。 多分そのドラマを見てから この本を読むと 一層理解が深まると思います。 とてもオススメです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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