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カテゴリ:写真散歩
2014年度「本屋大賞」を受賞し 多いに売れているという
和田 竜の『村上海賊の娘』を一気に読んだ。 映画化もされた『のぼうの城』の作者 和田 竜が 戦国時代の瀬戸内海を席巻した 村上水軍のひとり村上武吉の娘 景(きょう)を主人公にした 歴史エンターテイメント。 多くの文献や古文書を調べ 細部にわたって当時の 船舶や武器など 周辺の背景を再現した労作といえる。 でも そんなことを難しく語る訳でなく これでもかの劇画チックな迫力あるストーリー展開で。 ◎ ◎ ◎ この本の内容が 瀬戸内海を一時期占領下にした「村上水軍」と 織田信長と10年に渡って戦った大阪の「石山本願寺」が舞台と知り 多いに興味を覚え やっと。 尾道市のすぐ沖合 「因島」 瀬戸内海の中程の「能島」 今治市に近い「来島」この三島が村上水軍の本拠地。 (現在の「しまなみ海道」のルートなのです) 信長軍に包囲され 兵糧不足が危機に陥った「石山本願寺」から 援助を依頼された毛利家。 その一軍として「村上水軍」は大阪へ進軍する。 当時の「石山本願寺」は大阪湾に面した城郭 一向宗(浄土真宗)の総本山。豪族以上の武力と影響力を持っていた。 (加賀一向宗の歴史から興味は尽きない) その後 豊臣秀吉はこの跡地に「大阪城」を建てる。 ◎ ◎ ◎ 小説『村上海賊の娘』 歴史小説好きから 初めて戦国時代に接する人まで 面白いかも しれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月23日 20時59分40秒
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