|
カテゴリ:写真散歩
昔 友人がプレゼントしてくれた 大切な画集があります。
ここ数日 久しぶりに 何回もページをあけて見ています。 ・ ・ ・ 冬の旅人 『高倉健の肖像』 福山小夜・画 沢木耕太郎・文 イラストレーターの福山小夜が3年以上にわたって ひたすら高倉健を描きつづけた肖像をまとめたものである。 軽いタッチの素描風もあれば 重厚な厚塗りの油絵も また墨絵風もある。 すべて一人の人間の深淵を描きたいという熱を感じる。 沢木耕太郎は 巻頭の小文で 彼女の心のうちに迫っている。 「恋と呼ばずに、しかしその思いを何と呼ぼう・・・」 ・ ・ ・ 「祈り」油彩 何を祈っているのか・・・窺い知れませんが・・・ 高倉健のエッセイ「旅の途中で」の中で 千日回峰行を成し遂げた大阿闍梨 酒井雄哉さんが語っています。 自分に課せられた人生。 仏様からいただいた人生を、 「これだけ燃えつきました」 高倉健はそう言って逝ける、 数少ないお人やと思います。 2000年12月 比叡山にて 「零時」油彩 無精髭と眼鏡で読書中 山小屋風の小部屋で。 同じくエッセイ「旅の途中で」を読んでいたら この場所が判明。 お母さんのために 九州のあるところに小さな家を建てたとき 自分用のヨットのキャビンを模した 小部屋を造り ときどき籠っていたそうだ。 画集の序文で 福山小夜に礼を述べている。 「数々のお描きになった絵達を、自分の鞭として 残る人生をまっしぐらに駆け抜ける所存です。 本当に有難うございました。 早々」 高倉健 ◎ ◎ ◎ かつて高倉健さんを題材にしたことがあったなーと思って 自分のブログ内を検索してみたら いくつか見つかりました。 読み返してみて おかしなことは書いていないので よかったら 覗いてみてください。 お時間がありましたら 追悼の意味でも。 「旅の途中で」 「あなたへ」「友へ」 「高倉健スペシャル」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月27日 12時00分44秒
コメント(0) | コメントを書く |