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気ままなデジカメ片手の散歩路

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2014年11月27日
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カテゴリ:写真散歩
昔 友人がプレゼントしてくれた 大切な画集があります。

ここ数日 久しぶりに 何回もページをあけて見ています。

       ・       ・       ・


高倉健01

冬の旅人 『高倉健の肖像』
福山小夜・画
沢木耕太郎・文


イラストレーターの福山小夜が3年以上にわたって
ひたすら高倉健を描きつづけた肖像をまとめたものである。

軽いタッチの素描風もあれば 重厚な厚塗りの油絵も また墨絵風もある。
すべて一人の人間の深淵を描きたいという熱を感じる。


沢木耕太郎は 巻頭の小文で 彼女の心のうちに迫っている。
「恋と呼ばずに、しかしその思いを何と呼ぼう・・・」


       ・       ・       ・


高倉健02

「祈り」油彩

何を祈っているのか・・・窺い知れませんが・・・

高倉健のエッセイ「旅の途中で」の中で
千日回峰行を成し遂げた大阿闍梨 酒井雄哉さんが語っています。

     自分に課せられた人生。
     仏様からいただいた人生を、
     「これだけ燃えつきました」
     高倉健はそう言って逝ける、
     数少ないお人やと思います。

             2000年12月 比叡山にて




高倉健03

「零時」油彩

無精髭と眼鏡で読書中 山小屋風の小部屋で。

同じくエッセイ「旅の途中で」を読んでいたら この場所が判明。
お母さんのために 九州のあるところに小さな家を建てたとき
自分用のヨットのキャビンを模した 小部屋を造り
ときどき籠っていたそうだ。



高倉健04

画集の序文で 福山小夜に礼を述べている。


    「数々のお描きになった絵達を、自分の鞭として
     残る人生をまっしぐらに駆け抜ける所存です。
     本当に有難うございました。
                      早々」 
                          高倉健


          ◎           ◎           ◎




かつて高倉健さんを題材にしたことがあったなーと思って
自分のブログ内を検索してみたら いくつか見つかりました。
 
読み返してみて おかしなことは書いていないので
よかったら 覗いてみてください。 お時間がありましたら 追悼の意味でも。


「旅の途中で」


「あなたへ」「友へ」


「高倉健スペシャル」





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最終更新日  2014年11月27日 12時00分44秒
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