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カテゴリ:写真散歩
三月末に 江戸東京博物館の常設コーナーが
リニューアルオープンしました。 友人から送っていただいたチケットを手に ウキウキと両国へ。 まずは1階の特別展「大関ヶ原展」から見物と 休日であったこともあり 入場まで30分待ちの人気。 テーマからして男の歴史好きくらい それほど混むことはないと とんでもない! 老若男女 子供まで並んでいる。 重要文化財をふくむ 関ヶ原の戦いを描く 大屏風の数々。 大名たちの甲冑がすごい! 丁寧に補修され新品のような鎧兜たち。 あまりの混み具合で 今回はさら〜と回りましたが 展示内容は 家康時代に入るきっかけとなる「関ヶ原戦い」の実態と (背景の裏切り内通密書などなど歴史的定説が分かりやすく解説) 関ヶ原後やっと15年後に大阪城を陥落し 徳川幕府が江戸で確立していく そのあたりの歴史展示が 常設コーナーへの導入となっているようだ。 ちなみに「大関ヶ原展」は5月17日までの開催です。 わたしは 改めて平日に再度出陣のつもり・・・ ● ● ● リニューアルされた常設展示コーナー 一見それほどの変化を感じませんが 「江戸城のミニチュア」が新設され 今まで博物館的に 小物や作品が多く展示されていたのを テーマごとに整理して パネルや模型などを大きくし 分かりやすくなった。 断片的に受験勉強で 何年に○○が起きたなど覚えても 人間の息吹や歴史は見えてこない。 自分が今住んでいる土地 通っている道が ほんの数百年前は荒れ地で 苦労して水田や畑に開墾され 新たに掘られた運河で 新都市へ運ばれるようになった。 そんな命の歴史を あらためて知ることは 実に楽しいです! 機会がありましたら 新しくなった「江戸東京博物館」へ。 ● ● ● なお 常設展内の企画展は「広重 江戸名所百景」でした。 これがまた うれしいプレゼントみたい! 約120点もの広重の代表作で 江戸幕末の名所各地を描いたもの。 広重が亡くなる3年ほどの間の作品なんですが(2代目が数点) その刊行が始まった安政3年は 前年に起こった安政の大地震の直後 江戸が復興されている最中なんですね。 その当時の江戸・町・自然を描いているんです。 それと当時はペリー来航の後 お台場を建造中など江戸は大混乱の最中でも。 そんな視点で「広重 江戸名所百景」を見ていただければ また別な面白さもあるかと。誇張と省略とリアルさ。 ただし「広重 江戸名所百景」展は 5月10日まで。ご注意ください。 ご興味があり方は GWに ゆっくり時間を取って すべてを観覧することを おすすめします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月23日 22時42分04秒
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