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カテゴリ:写真散歩
イラン イラク シリア トルコ など中東の紛争に
必ずと言っていいほど出てくる クルド人。 それは 最近のヨーロッパ難民ニュースにも顔を出している。 しかし わたしは 詳しいことを知らないでいる。 そんな中 船戸与一「砂のクロニクル」を一気に読んだ。 この作品は 1989年から1991年までサンデー毎日に連載さた。 (読んだのは2013年小学館文庫の上下2巻) 内容はあまりに複雑で登場人物も多いので どう簡潔に紹介するか 迷っていたが まずはウィキペディアから転載します。 ◎ ◎ ◎ 中東の少数民族クルド人。その独立のための武装蜂起を話の中心にして、 クルド・ゲリラのハッサン、革命防衛隊副部長ガマルと隊員のサミル、 複雑な過去を持つ女シーリーン、そして日本人の武器密輸業者「ハジ」、 そして別人だが同じ名前を持つもう一人の「ハジ」の思惑と戦いを描いた、 80年代末期のイランを舞台にした作品。 この作品で第5回の山本周五郎賞と第10回日本冒険小説協会大賞国内部門大賞を受賞。 ◎ ◎ ◎ わたしの感想を付け加えると イスラム教信者たちの教典解釈と行動規律のくいちがい ペルシャ クルド ほか多くの民族の歴史的に積み重なった憎悪 それらを利用する 欧米を含む政治的な権力と領土問題 など 数百年前からの複雑な背景の一部を 少しわかったような・・・ 中東の歴史をなにも正確に理解していないことが わかったのだが。 この小説「砂のクロニクル」は80年代末の中東周辺を舞台に 『人と空気を描いた』人間ドラマになっている。 荒れ地に漂う 硝煙や血や性の匂い 使命に執念をかける 少年少女 若き兵士 老いた異邦人。 ここまで中東のリアルな熱気を書いた小説を知らない。 ちなみに「クロニクル」とは 「年代記・編年史」という意味です。 ミステリー冒険小説のジャンルなので 男性にお勧めかな・・・ ・ ・ ・ 少し長くなりますが 10日にわたしに届いた メルマガ記事の一部をご紹介。 興味と時間がありましたら 読んでみてください。 たった今書いた 歴史的な中東問題と合わせたようにリンクしていたので。 ・ ・ ・ 差出人: Sakai Tanaka 件名: [ 田中宇:クルドの独立、トルコの窮地 ] 日時: 2015年9月10日 0:24:41 JST イランがシリア内戦を終わらせる クルド人は、第一次大戦後に国家創設を認められず (英国は、いったんクルド人にトルコ帝国からの独立運動を扇動したが、 トルコ共和国ができるとクルドの独立を支持しなくなった)、 トルコ、イラク、シリア、イランの4カ国に分かれて住んでいる。 このうちイラクは、クルド人自治区がすでに独立国に近い状態だ。 シリアも、露イランの調停で内戦が和解するとクルド人の準国家ができそうだ。 イランでは、中央政府がクルド地域のインフラ整備を急に進めたり、 初めてクルド人の外交官を大使に任命するなど、クルドの懐柔を試みている。 クルド人は、イラクとシリアでも親イラン(反アラブ)の傾向で、 イランのクルド人が分離独立する懸念は今のところ低い。 だがトルコでは、中央政府とクルド人(PKK)の対立が続いており、 イラクとシリアのクルド人が独立傾向を強めると、 トルコのクルド人(国民の2割)も合流しようとする動きが強まる。 (以上はほんの一部です。さらに直近の分析が。詳しくは下記をご覧ください) 田中宇の国際ニュース解説 http://tanakanews.com/ ・ ・ ・ ここまで読んでいただき お疲れさまでした。 そして ありがとうございました。 さらに 自分のこのブログをチェックしたら 総アクセス数が なんと10万件を超えていました! やっぱり うれしいものです。感謝します。 これからもマイペースでつづけます。 ボケ防止と楽しみのために。 これからもヨロシクです。 みなさまも お元気で~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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