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カテゴリ:あたくしごと
私事ながら
今日は私の誕生日です。 またひとつ年を取りました。 こてつは朝一番 「ケーキ食べなきゃね! 僕一緒に食べるからね!」 母思いの彼は、私のためにケーキを食べてくれるんだそうです。 そんな…無理してくれなくてもいいんだよ。 キッチンにあった、アイスクリーム屋さんのケーキカタログを持ってきて 「ママのケーキはねぇ…、 これっ! これにしなよ!」 と指差してくれたのは おどろおどろしい色の、スポンジボブケーキでした。 おっかさんは、もうちょっと味を重視したケーキがいいんだけども。 さて、こてつをプリスクールに送り出した後、 うぃ郎と私は、 アタスカデロのダウンタウンにあるホテルへ 朝食を食べに行きました。 ご飯を誰かに作ってもらうということほど 優雅なことはありません。 うぃ郎はプレゼントにと 夏らしいオパールのピアスをくれました。 「いくらしたんだろう…」 などという邪念は置いておいて、 素直に喜ぼうと思います(笑)。 ありがとう。 家に帰ってみると 日本の母からメールが届いてました。 お祝いの言葉の下に こんな言葉が書いてありました。 「あなたを初めて抱いたときは、 自分の分身(唯一の味方と思ったよ)が出来て嬉しく思ったものです。 …余分な事を書きました。 」 「唯一の味方と思ったよ。」 これははじめて聞きました。 私が生まれる一年前、 父と見合い結婚した母は 義父母と小姑の同居する家に嫁いできました。 母は多くを語りませんが 当初はかなり厳しい思いをしたらしいのです。 涙で枕を濡らす夜も多かったようです。 そんな時に 生まれてきた私は 母にとって「唯一の味方」だったのですね。 「味方」と呼ばれて嬉しい反面、 生まれたばかりの赤ん坊しか「味方」と呼べなかったその頃の母を (生意気ながら)不憫にも思います。 38年前の母に思いを馳せながら ちょっと目頭が熱くなった誕生日でした。 ←スポンジボブのケーキに一票! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月04日 05時42分58秒
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