三太郎物語～泣いて笑ってケンカして～

一太郎ったらもう帰って来ちゃった、と言ったら、とうちゃんは「ちっ」と舌打ちをしました・・・(^_^;)

やっぱりどんな旅行になったか気になるじゃない～？

こっちから聞かないとしゃべらないので、いろいろ聞いてみることにしました

「着いたらいきなり大雨だったんじゃない？」

「いや？鹿公園では降らなかったよ。」

「鹿せんべい買った？」

「買わない。」

「・・・鹿に追いかけられた子とかいなかった？」

「別に誰も。」

「止まったとこどうだった？」
（お宿いしちょう）

「よかった。」

「・・・二日目のお天気はどうだった？」

「大雨だった。」

「じゃあ大変だったね～。」

「いや、体験学習だったからほとんど関係なかったよ。」

「あ、ブレス作ったんだっけ。石は何を使ったの？」

「そこにあったやつ。」

「・・・み、三日目のタクシー観光はどうだった？」

「運転手さんがめちゃくちゃ面白くて、すごい楽しかった。」

おしゃべり好きな一太郎、とても楽しそうには答えるが、聞かれたことに答えるだけで全然会話がつながらない～


三日目はよく晴れて、班ごとにタクシー観光だったのだが、これがやはり楽しかったようだ。

話を聞いた時は「ええ？タクシーで？なんて贅沢な！手荷物だって往復宅急便だし！なんて甘い！」と思ったけれど、運転手さんには「子どもたちを時間通りに（新幹線に乗り遅れないよう）集合場所に連れてくる。」という重要なミッションがあり、また、自由行動のお目付け役という任務もあると聞いて納得した。

観光地だから運転手さんもいろいろ詳しいだろうし話も面白そう
私もタクシー観光したい～

他の中学では、農業体験を修学旅行にしたりするところもあるようだけど、私はやっぱり京都奈良とか行っといたほうがいいような気がするな。

チャンスがなければ一生行かないかもしれないし。

私も修学旅行で京都奈良に行ったときは「もっと面白いところがいい～」と思ったけど、その後自分で旅行するときに「ああ、あれはこうだったか、あれはそういうわけだったのか」なんて後々発見があったり納得があったり、さらに興味が出たりして、やっぱり行っておいてよかったと思うもんね。

「あ、そうだ。男子も夜は部屋で騒いだりしたの？」

「いや、オレたちの部屋は騒がなかったよ。」

「ふう～ん・・・」

「オレたちの班さ、おとなしい奴ばっかりだったからさ、ジミーズ（地味ーズ）って呼ばれてたんだよね。んでさ、気が付いたらみんないつの間にか寝てるんだよね。」

「・・・」

た、楽しかったんなら・・・よかったよ(^_^;)

お土産に、チョコバナナの八つ橋を買ってきてくれました。

私がばなちょこだとは知らないはずだが・・・