今年のおさらい
今年も春の開聞岳に始まって、5月の連休には石槌山、夏休みには甲斐駒ケ岳、北横岳など登ったが、どれも天気に恵まれ、楽しい気分のいい登山が出来た。一押しは、この3000m近い山小屋で朝を迎えた千丈ヶ岳。雄大な景色もカールの花も雷鳥も見事でした。さらに、たくさんのスミレにも出会うことが出来た。鹿児島で見たツクシスミレは、できれば会いたいとは思っていたが、本当にみられるとは驚いた。その他にも、開聞岳のフモトスミレ、石槌山のシハイスミレ、雨竜沼で意外なオオバタチツボスミレなど、お初にお目かかることができた。なかでも、このマキノスミレは北海道では函館近郊でしか確認されておらず、5月にピンポイントで見に行っただけに、見つけた時には感動ものだった。個人的に、一押しの美人のすみれだった。秋になって、夏山の季節も終わり、天気のいい日にもなにか満たされてない日々が続いた。そんな中で、千丈ヶ岳の山小屋でみた満天の星が忘れられず、空に星を見たときに写真を撮りたくなった。10月に初めてのデジタルの一眼レフを買い、近年のデジカメの進歩により星の写真にはまった。そして、肉眼では良く見えないオリオン大星雲の形を撮れて、ますますはまり。そして、ようやく撮れたのが、このスバル。私の車のエンブレムの実物を見て、ますます感動し、星の写真にはまった。しかし、12月は晴れの夜がなく、写真どころか、オリオンの姿さえろくに見てはいない。しかし、冬に山には行けないからこそ夏山は楽しいし、天気の悪い夜が続いたあとだからこそ、満天の星が嬉しいのだろう。今年もいろんな感動に出会えた。私にも、誰にとっても、明日から始まる来年が佳き年となることを祈って、今年の締めくくりとしよう。