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いつもトド氏と二人で登るときは
岩場のあるちゃんとした登山道なのと トド氏のペースについていく感じなので どちらかというとスポーツ!って感じ。 でも今日は一人だし 表登山道だし 天気はいいし 時間もあるし なので のんびりゆっくりてくてく そして周りをキョロキョロしながら歩きます。 大きな木が周りを取り囲んでいるので 木のざわめきと小鳥のさえずりが聞こえる中 気持ちのいい風が吹き抜けていく。 ちらちら揺れる木漏れ日の下を歩く最高に気持ちのいいお散歩。 ヒノキと杉の木肌が似てる。 出会うたびに木肌をじっくり見て それから上を見上げて葉っぱを確認する。 最初はわからなかったけれど 下山する頃には区別できるようになってきた。 杉の方が少し野性味あふれる荒っぽい感じだ。 ヒノキはちょっとだけお行儀のいい割れ方。 エノキも覚えた。 大きくなって目立つので 昔は一里塚にされてた、と書いてある。 どしっとたくましい感じです。頼りがいがある。 時々、大きな大きな木に会うと 「ちょっと触らせてね」とささやいて 木肌をすりすりさせてもらう。 時にじっと手のひらを当てて 木の元気をもらったり、逆に気持ちを送ったり。 木に絡まるようにしてぶら下がってるツルのような謎の枝が あちこちに見えて、そうだ、いつもこれを触りたかったのよ と張り切って近づいてくぃっくぃっとつまんでみる。 いつもはさっさと歩かないと置いていかれるので 横目で見ながら不思議だなぁと思っていたのだ。 ツンツンと引っ張りながら どうしてクルクルと降りてこようと思ったの? 降りると何かいいことがあるの?と聞いてみる。 木はもちろん答えないままゆらゆら揺れてる。 小さな鳥や羽虫がすぐ傍をすり抜けるようにふわっと飛んでいく。 高木が揺れてギシギシぎぃぎぃと擦れるような音が 見上げた上の方のどこからか聞こえてくる。 汗ばんできたら木陰で帽子を脱いで 頭に風を通すと気持ちいい。 日差しはあるけれど 風もずっと吹いているので 首に薄い手ぬぐいを巻くとホッとして 意外と首筋から体が冷えていたことに気付く。 頂上では軽食を取り 持って行った温かいコーヒーを飲み お楽しみのお菓子をちょっと食べる。 山や森や空とつながり 風や日差しに体をまかせ 自分の体を感じて体の声を聞いて すーーっと心の風通しがよくなるこの山時間が 今は一番のお気に入り。 また 一人で来たい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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