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テーマ:最近観た映画。(39248)
カテゴリ:映画・TV DVD
最近「藤沢周平」の本をよく読んでいます。
人間の心の隙間、社会の仕組みのやるせなさ。 色々と感じるところがあります。 という事で初めて藤沢作品を映画館で見てきました。 必死剣鳥刺し 主人公「兼見三左エ門」は「鳥刺し」という技を持つ。 藩主の妾を殺したのに一年間の蟄居という沙汰がおりただけで。そのごはまた近習頭取という役職につく。 しかし彼は藩のゴタゴタに翻弄されついには・・・ 中老の津田民部がクセのある人物で。こいつが黒幕。(あっ憎しみが入ってる) 兼見を半殺しの状態にしておいていざというときに、罪をかぶせる。 コレって現代でもいくらでも通用する事だよなぁ。 兼見と津田が二人で話すシーン。 津田「ところで鳥刺しとはいったいどんな剣なんだ?」 兼見「この剣を使うとき、私は半ば死にかけております」 そして最後のシーン。 その言葉の意味がよく解った。 「鳥刺し」はスゴイ剣だったのだ。必死剣なのだ。 さすが藤沢周平作品!! 配役もよかったなぁ 主人公「兼見」に豊川悦司 中老 「津田」に岸辺一徳(コレは大変適役) ただ一つ、説明不足だなぁと思ったのが、なぜ兼見は藩主の愛妾を殺したのかってこと。 あらすじを読むと解るのだが、映画でその部分をきちんと描いていないので残念かなぁ。 ところで、こういう作品はやたらと年配者が多い。(それも男性) いつも私はどちらかと言えば女性向け?の映画を見るのだが、ここまで男性年配者と一緒に映画を見たのは初めてだった。 加齢臭も漂い・・・この手の映画を今後映画館で観ようかどうか悩むところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月28日 17時04分24秒
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