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2009.09.15
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カテゴリ:つれづれ日記

どうにか父も退院、少し時間ができたので、

1ヶ月前に録画していた(こればっかり(^^;))
その男』(NHK教育『芸術劇場』枠で放映)をみました。

『その男』は池波正太郎先生の同名小説の初舞台化
ですが、かつて『狼よ落日を斬れ』というタイトルで映画化されています。

師と弟子の葛藤、いやおうなく時代の動乱に巻き込まれ愛する女性を失い、
旧友との運命的な対決など、映画ではいささか凄惨な描写だったのが、
舞台は軽妙でコミカル、ラサール石井さんの演出がさえています(^^)。

師匠役の平幹二朗さんはさすがの貫禄。

その男3.JPG

愛妻・礼子と父とも慕う恩師・茂兵衛(ともに幕府の隠密)を
薩摩に暗殺され、復讐を誓う虎之助だったが・・・

その男6.JPG

井伊大老桜田門外暗殺のニュースに沸く市民たち。
時代の大きなうねりが・・・

その男4.JPG

池田屋事件にからみ、新選組もちらりと登場。

その男5.JPG

維新後、虎之助は剣を鋏にもちかえ、市井で床屋を開業。
昔馴染みのお歌と再婚して、ささやかながら幸せなひととき。

その男7.JPG

このシーンの虎さんとお歌さんのやりとりが笑えます(^^)。

歌「伊庭(八郎)さんもお友達だったでしょう。

 あと土方さんてひとも偉いわよね(^^)、

 新撰組の副長で、五稜郭で幕府のために最期まで戦って♪」

虎「そのひとは知らないよ」

(土方歳三がはまり役で、熱演をかさねてきた上川隆也さんが 
 さらりといってのけるあたり、ついにやりとしてしまう(^v^)。

 もっとも、キャラとしての虎之助さんはとぼけているのではなく、
 本当に土方を知らないもよう。)

歌「・・・ねえ、虎さんもほんとうは伊庭さんや土方さんみたいなひとなんじゃないの?
  (女の鋭い直感?)

   坂本竜馬ってひとかもしれない(^^)、

  あたしそう思うのよ、 

 そういうひとたちと同じくらい、大きいひとだーって」
 (明治維新まもないころ、実際の史実ではどうだったのかな?
  判官びいきで内心、敬意はあっても
 敗者である新選組や幕府方を礼賛することは、
 たてまえ上はばかられたのでは(^^ゞ・・・)

虎「・・・わからんよそんなことは。

  でも俺は、いまの俺に満足してる。

  こうして床屋になって、お歌と毎日暮らしてることが楽しい」

歌「日本一よ。そんなこといわれたら、日本一しあわせな女(^^)v」

・・・やがて西南戦争、そして明治時代は過ぎて日清・日露戦争、
大正デモクラシー、昭和へ。
虎之助は伊庭八郎や中村半次郎と交友した青春の日を胸にたたみ、
平穏な歳月を生き抜きます。

・・・少しちがいますが、昭和戦前まで90才の天寿を全うし、
新選組の語り部として子母沢寛氏に情報を提供した
最後の新選組隊士・稗田利八翁を連想してしまいます。

池波正太郎先生が幼少のみぎりの昭和初期には、
歴史の生き証人というべき幕末の激動の時代をくぐりぬけた人が
それと知られず温和なご老人としてまだおおぜい存命なさっていたのでしょうか(^^)。

虎之助翁「・・・先生は、

             生きて時世のうつろいをながめろとおっしゃった。

      私は生きた。

     ・・・ながめましたよ、・・・先生」






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Last updated  2009.09.15 12:58:03
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