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カテゴリ:つれづれ日記
どうにか父も退院、少し時間ができたので、 『その男』は池波正太郎先生の同名小説の初舞台化 師と弟子の葛藤、いやおうなく時代の動乱に巻き込まれ愛する女性を失い、 師匠役の平幹二朗さんはさすがの貫禄。 愛妻・礼子と父とも慕う恩師・茂兵衛(ともに幕府の隠密)を 井伊大老桜田門外暗殺のニュースに沸く市民たち。 池田屋事件にからみ、新選組もちらりと登場。 維新後、虎之助は剣を鋏にもちかえ、市井で床屋を開業。 このシーンの虎さんとお歌さんのやりとりが笑えます(^^)。 歌「伊庭(八郎)さんもお友達だったでしょう。 あと土方さんてひとも偉いわよね(^^)、 新撰組の副長で、五稜郭で幕府のために最期まで戦って♪」 虎「そのひとは知らないよ」 (土方歳三がはまり役で、熱演をかさねてきた上川隆也さんが もっとも、キャラとしての虎之助さんはとぼけているのではなく、 歌「・・・ねえ、虎さんもほんとうは伊庭さんや土方さんみたいなひとなんじゃないの? 坂本竜馬ってひとかもしれない(^^)、 あたしそう思うのよ、 そういうひとたちと同じくらい、大きいひとだーって」 虎「・・・わからんよそんなことは。 でも俺は、いまの俺に満足してる。 こうして床屋になって、お歌と毎日暮らしてることが楽しい」 歌「日本一よ。そんなこといわれたら、日本一しあわせな女(^^)v」 ・・・やがて西南戦争、そして明治時代は過ぎて日清・日露戦争、 ・・・少しちがいますが、昭和戦前まで90才の天寿を全うし、 池波正太郎先生が幼少のみぎりの昭和初期には、 虎之助翁「・・・先生は、 生きて時世のうつろいをながめろとおっしゃった。 私は生きた。 ・・・ながめましたよ、・・・先生」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.15 12:58:03
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