2023/04/22(土)15:21
美しいことが罪なのではない。
今週のNHK・BSプレミアムで1971年の『ベニスに死す』を放映していまして・・・録画しました(まだみていないのですが・・・)。
劇中で初老の音楽家の心を奪う美少年に扮したビョルン・アンドレセン、池田理代子先生が、オスカルさまのヴィジュアルのモデルにしたことでも有名な、中性的な美、しかしあまりの外見の美しさのためにむらがってくる大人たちにほんろうされてなかなか苦難の実人生だったそうです。
巨匠ヴィスコンティのヒット作、いま話題になっている有名芸能事務所創業者による未成年性被害の問題が、なんとなくかさなってみえます。
本来アウトローな芸能界という業界、古今東西えげつないそのての問題はかぞえきれないのかもしれませんが、これを機会に業界が今までより良い方向にいってくれればとのぞみます。
成人した大人が納得した同意の上で関係をむすぶのであれば致し方ないとしても芸能事務所トップの権限をたてに未成年者を性的搾取の対象にするなんてれっきとした違法犯罪行為なのですが司法も警察もノータッチ、該当する人物は沈黙したまま天寿を全うされておしまいになりました。
BBCがとりあげたことで脚光あびている話題、はからずもニッポンの問題点がみえてくるようです。
絶大な権力(およびそれにものいわせた利害関係)さえあれば
新聞もTVもみてみぬふり、
なにをやってもおとがめなし(困)。最近とてもトレンディな
LGBTを差別せず人権を守れ
と声上げていらっしゃったみなさんも、
この件に関してはなぜかだんまり。
擁護にせよ物申すにせよ、なにかご意見あってもよさそうなのですが、
ご都合主義でおさとがしれる、
LGBT(にかぎらずあらゆる少数派や社会的に不遇なかた)当事者の味方ではなく利用してるにすぎないと白状しているような雰囲気(悲)。
性的マイノリティより、まず子供、未成年者が正しく護られる社会であってほしいと願います。
有名芸能事務所のかたとはちがいますが何年か前に大手通運業の会長が芸能デビュー前の少女といかがわしい関係をもったとかで騒がれた事がありましたがその企業が各局の大スポンサーだったためにTVは報道しない自由で忖度なさったという事例もありました。
偏向というより、背後に力関係、利害関係さえ無ければとるにたらない素行のあげあしとりでしつこくさわぎ場合によっては社会的に抹殺どころか個人の生命までうばいかねないほど追い込む大マスコミそれじたいが『世の中の闇』(そのこころは、つよきにこびへつらい追従し、よわきは徹底していたぶる。マスコミ業界自体につごうわるいことは『報道しない自由』で押し隠し、無かったことのように変換してしまう)。・・・これでは法治国家とはいえませんね。
省庁も裁判所も警察も報道も信用できない、じつに悲しい現況。
若い人たちが健全に成長し、良いことを良い、悪いことは悪いとはっきり言える風通しの良い世の中であってほしいですね。
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