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2024.02.12
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カテゴリ:観劇・OSKとか

昭和戦前、
ジャズブームに沸く大阪
で、新進作曲家の服部良太郎は
空前のヒットメーカー、
松竹楽劇部の音楽プロデューサーとしても好評を博す。




楽劇部のスター・三笠桜子
とその後援者・織田雅道子爵。
桜子は織田家中の使用人の娘で
ふたりは兄妹のような幼なじみ。
自活の道をもとめて織田家をとび出し
少女歌劇の道にすすんだ桜子には、
ときに雅道の厚情はプレッシャーともなるが・・・




織田雅道と同道してお店に訪れた良太郎
を気づかう女給さん。
アメリカナイズされた良太郎のヒット曲を
『敵性音楽』と子爵が毛嫌いしているのを
女給さんまでもがうすうす感じて、
不穏な空気を心配。




戦争へと向かう暗い時代にあらがうかの如く
良太郎ひきいる
楽劇部の生徒たちはレビューにまい進。




しかし、戦争は激化。
陸軍に任官した織田雅道は
良太郎に兵を鼓舞する『愛国音楽』をつくるよう命じる。
それはまた
舞台ひとすじに生きる桜子を護るための
雅道の配慮でもあった。
が、(もう、戦争賛美は歌えない)
と嘆き絶望する桜子。




演出助手の五郎青年も応召されて出征。
戦地の最前線へ。

楽劇部は霧散し
空襲も激化、
「みんな生きろ、死ぬな」
良太郎の心の叫びもむなしい。

良太郎は
軍の命令で
上海で国策のための音楽活動に従事
(『蘇州夜曲』をヒットさせる)したのち
戦後なんとか帰国。




敗戦の虚無にとらわれ
音楽活動に復帰する気力の無い
良太郎の前に、
雅道と桜子はじめ
かつての仲間たちが集まってくる。

雅道「最後の命令である。
   音楽で
   国民のため、いや
   戦(いくさ)や災い(わざわい)で苦しむ
   すべての人の心に
   生きる輝きを与えよ」


それは、一瞬のしあわせな夢。

五郎青年はフィリピンで戦死、
織田雅道子爵は中国で亡くなり
三笠桜子は戦中に病没。
・・・ふたりをあわれんだ織田家の人々が
夫婦として二人を同じ墓に埋葬、
身分違いで結ばれる事なかった二人は
死してはじめて結ばれた(とても悲しいけれども
現実にも起こりえた事かもしれない)。

夢のなかで励ましてくれた
仲間たちの恩情に報いようと
良太郎は絶望からたちなおり
その後・・・三千を越える楽曲を発表して
戦後の日本歌謡界の繁栄をきずいた。

トップスター楊琳さん扮する
服部良太郎さんが主役なので
こうなりますが・・・

トップ娘役の舞美りらさん扮する
三笠桜子さん主体だと、すこし目線がかわって
それも佳作になりそうです💗。

・・・織田子爵家に仕える
住み込み使用人夫婦の娘として生まれた桜子
は、天真爛漫な愛らしさで家中の人たちにかわいがられて育った。

御曹司の雅道は、兄のような存在。
織田家のパーティーでは
雅道のピアノ伴奏で
歌い踊る桜子が、いつも喝采をあびる。

幼いながらに互いに憎からず思うようになるふたり
だったが、
雅道が桜子と結婚したいとカミングアウト
したために、一騒ぎになり、桜子の両親は呼びつけられて
きついお叱りをうける。
これをきっかけに、自分のあるべき道を考えるようになる桜子。
(ふたりは身分がちがい、住む世界がちがう。
たとえ好きでも、一緒になれる筈もない。)

自活の道をもとめて織田家をとびだし、
歌劇学校の門を叩く桜子。
楽劇部の音楽を担当する服部良太郎は、
みるみる頭角をあらわし
スターとなってゆく桜子
の素質・天分に惹かれる。

織田雅道は楽劇部の公演に出資したり、
桜子のパトロンとしてひとかたならぬ
尽力をおしまない
いっぽうで、
やはり桜子に好意よせる良太郎が目ざわりな存在。

ふたりの青年のあいだでゆれうごきながら、
桜子の本分は、あくまで舞台。
(舞台こそが私の生きる道、帰る場所。
雅道さんの恩にむくいるために、
服部先生の指導にこたえるために、
これからも私は舞台ひとすじに生きてゆこう)
と志新たにする桜子の願いむなしく、
やがて戦争が始まり、たちまち激化。

ジャズに代表される『敵性音楽』から『国策音楽』に転換することで
なんとか桜子および桜子の舞台を護ろうとする雅道だったが、
(歌も踊りも『生きる喜び』を表しているのに
『戦争賛歌』など歌えない)
と悲しみにしずむ桜子。

楽劇部は雲散霧消、
暗い時代の下で
いつも影になり日向になり
自分を見守ってくれていた
雅道の存在の大きさを痛感する桜子。
もはや身分も世間も関わりない、
雅道の愛に応えよう
と決意したとき、すでに彼女は病で
死の床に臥していた。

ふたたび舞台にたち、歌い踊ってお客を沸かせたい・・・​

戦争が終わって

争いの無い平和な時代が来てほしい・・・

と願いながら

桜子が息をひきとったころ
雅道も中国大陸で戦死していた。
織田家の人々の厚情で
生きて結ばれなかったふたりは
同じ墓に葬られた。


戦後、服部良太郎は
そのことを知り、
桜子たちの思いを無にしないために
失いかけていた音楽への情熱を再びとりもどす。

・・・かなしいストーリーながら
ファンの紅涙しぼりそうですが
OSKや宝塚では
作品はすべてトップスターはじめ男役中心で
男役を輝かせるためにあるので
これはNGかなあ。

逆に、音楽座や劇団四季なら可能だったりして??
わかりませんが😅。




いっそう華々しく、
ますます輝きをまし
美しさ冴えわたる楊琳さん、舞美りらさん😊。

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Last updated  2024.02.15 15:04:34
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