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テーマ:本のある暮らし(3190)
カテゴリ:読書
昨日、残業を終えて帰宅したのが22時30分。
パソコンの電源を入れてネットを見ていたら、白い怪鳥さんのブログにて、SF作家のアーサー・C・クラーク氏が呼吸不全のため、90歳で亡くなられた事を知りました。 その後新聞にも訃報が載り、日本で氏の著作を出版している早川書房のサイトでも追悼のページが公開されました。 小児麻痺の後遺症を患っておられながら、自らの著作になぞらえて2001年を迎えられた喜びを述べられていたりした姿を見て、90歳となられても、きっと2010年を迎える事は出来るだろうと思っていただけに、非常に残念でなりません。 思えば2001年に『2001年宇宙の旅』を読んで、氏の描く壮大な宇宙の姿に魅せられてしまい、そのまま『オデッセイ四部作』を始め、『宇宙のランデブー』、『幼年期の終り』、『渇きの海』、『楽園の泉』と彼のSF作品を幾つも読み、登場人物と共に地球軌道から遥かな銀河を旅したように思います。 そして、氏が宇宙と共に愛して止まなかった海を描いた『イルカの島』や『海底牧場』といった作品で青い世界を堪能する事も出来ました。 今出回っている氏の著作はあらかた読んでしまった事もあって、最近はSF作品自体もそんなに読んではいませんけれど、今でもクラーク氏が一番好きな作家です。 彼が亡くなられた事は悲しいですし、寂しいですけれど、きっと彼は今頃時間も空間も超越した存在となり、人間でいた間には知る事の出来なかったこの宇宙の全容を見る長い旅に出たのだとも思いたくなります。 いつかクラーク氏に会える時、また彼から聞けるであろう壮大な物語を楽しみにしながら、宇宙の旅の無事を祈りたいと思います。 アーサー・チャールズ・クラーク氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 合掌。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.20 17:25:57
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