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テーマ:本のある暮らし(3190)
カテゴリ:読書
もう半年近く前になると思うのですが、夏目漱石の『吾輩は猫である』を読み続けています。
そこそこ厚みのある文庫本なので、読む時間も掛かるのは当然にしても長過ぎるだろうと思われたりして・・・。 実はこの作品、自分としては読むのに結構根気が要ると言うか、集中力が必要とされると言うか・・・。 物語の中で起こる出来事がとにかく断片的な雰囲気がして、言葉がやや難しいのも手伝って、内容を把握するのに結構時間要る感じがしています。 所々にある*も、巻末の注釈を読んで初めて意味の判るモノもあったりして、タイヘンです(汗) 読み始めたは良いけれど、途中で挫折するという気持ちも良く解りますな~。 それでも、つまらないなら既に読む事すら止めてしまえば良いのですけれど、しっかり腰をすえて読んでいると、断片的な話も作品世界の日常みたいなイメージに繋がって、誰も彼もが超が付くほど個性的な登場人物達の好き勝手な会話と一緒に楽しめてしまうように思っています。 なので、ある程度読み進めては他の本を読んで、読む気になったらまた続きを楽しむという感じでこの半年近くを過ごしております。 こんな風に長い時間を掛けてじっくりと読みたいと思わせてくれる作品も、なかなか無いような。 面白かったら一気に読んでしまえるという長編とも違う感じで新鮮な体験です。 けれど、こんな調子で進めていたら、所謂日本の文学作品をたくさん読もうという自分の目標が、ある程度達成できるのが果たして何時になるのやら。 もう少しペースを上げたいと思いながらも、やっぱりこのままの調子で進めるのでしょうかねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.31 19:52:24
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