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カテゴリ:読書
以前に読んだ『プラネタリムのふたご』ですっかりファンになってしまった、いししんじ氏の著作『ポーの話』を書店で見つけたので、読んでみる事にしました。
彼の他の作品同様、“いつ”の時代なのか“どこ”が舞台なのかもはっきりしないのですけれど、その朧な雰囲気が何とも心地良いのは相変わらずです。 物語の中で描かれる「たいせつなもの」。 それぞれの人々が持つ「たいせつなもの」と主人公ポーとの関わりを、舞台になる泥川の流れに合わせて読み始めると、先の展開がどうなって行くのだろうと、とても気になって、時間を忘れて読みふけってしまいましたけれど、前半から中盤にさしかかろうとする場面で思わず涙が出てしまいました。 物語を読んで泣けてしまうなんて、本当に久しぶりで、自分でもまだ少し驚いている状態です。 勿論、中盤以降の展開も、物語を通して自分の中にある「たいせつなもの」を思い浮かべずにはいられない程読みふけってしまう物でした。 そして最後にやって来たのは、もう一度この本を読みたいという気持ち。 自分にとっては、きっと何度となく読み返したくなる一冊になるのだと思います。 ・・・てなコトを数時間程前に書いたのですけれど、なんだか気分が思ったコトとズレてる気がしないでもないような・・・。 う~ん、気分的に圧倒されてしまった内容の本って、感想を残すのもなかなか難しいです。 「良かった」の一言で後が続きませんからねぇ・・・。 でもせっかく書いた文章だし、このままアップして、また読み返した時に改めて感想を書いてみるのも良いかもしれませんね~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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