|
カテゴリ:読書
ネットのお友達、もろりんさんのサイトの企画「本をもって集まろう」。
今回のお題が“見上げてごらん♪本の宙を”という事で、空や宇宙、天気をテーマにした本が沢山紹介されており、是非読んでみたいと思う作品も沢山見つかりました。 で、早速図書館で何冊か借りてきておりまして、まずは『羊の宇宙』という作品を読んでみました。 夢枕獏氏の短編にイラストを付けたような絵本仕立てになっておりまして、なかなかに読みやすそうで、知っている作家さんですし、取っ掛かりには良いかなぁなんて思いながらだったのですが・・・ 話に思い切り吸い込まれて行きそうな感覚です。 圧倒されるというよりも、凄い力で物語の中に引っ張られる感じがするんですよ。 とある老物理学者とカザフスタンの羊飼いの少年。 とある信仰と科学の理論。 物語の舞台から人物、出てくる単語のひとつひとつにきちんと意味があって、相反するような存在同士が実は繋がり合って。 軽やかに進んでいく話なのに、とんでもなく深遠な世界を見たような・・・。 こうやって読んだ感想を書いていても、実は上手く言葉に出来ないんですよね。 けれど、本当に素晴らしい本に出会えた事は書き残しておきたいし、そんなに遠くないうちに、この本を自分の本棚に迎え入れる日が来るような気がしています。 そして、時々はこの本に吸い込まれてしまうような浮遊感を味わってみるのも良いんじゃないかなぁと思わずにはいられないのです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.01 21:14:03
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|