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テーマ:本のある暮らし(3190)
カテゴリ:読書
昨夜の雨が塵を綺麗に洗い流した空気はほんの少し暖かく、深呼吸を何度もしたくなるような和やかなものでした。 あちこちの梅も花を咲かせ、紅白や黄色の鮮やかさを競い合い、駅までの通り道にある紫陽花は緑色に芽吹き始めています。 そして線路端に目をやると、土筆の姿が何本も。 今自分が木々や草花を見ているこの瞬間に、季節が移り変わって行くのだなぁと感じてしまいました・・・。 ・・・などと柄でもないコトを朝っぱらから感じてしまった原因、それは星野道夫さんの『イニュニック』を読んだからなのは間違いないですな。 厳しいアラスカの自然を美しい言葉で綴る作品にすっかり魅了されておりました。 そんな自分の読後の影響とかを思い返すと、単細胞振り全開の影響されまくりなような・・・。 『スカイ・クロラ』を読めば、空でしか生きられないと想うパイロット達の儚くとも気高い感じに共感したり、『戦闘妖精・雪風』を読めば自分の存在と周囲の繋がりの確かさ不確かさを考えてみたり、『遠野物語』を読めば、古よりの伝承に出てくる存在を強く信じちゃったり、『2001年宇宙の旅』や『銀河鉄道の夜』なら、もう人智を超えたような存在に思いを馳せたり・・・まるで演じる役が変わる毎に本人の性格も変化してしまうという某女優並の憑依体質でありますな。 よくもまあここまでコロコロと影響されるモンだわいと正直呆れかえっております(汗) こうしてブログに書きながら、少々恥ずかしい気分でございます。 そう言えば、ノストラダムスの大予言を真面目に信じていたようなガキンチョでしたからねぇ・・・。 ま、でも、本を読んで何も思うコトのないままというのも、ただ文字を追っかけているだけのようで味気無いですからね。 本だけでなく、色んな物から影響を与えてもらって、自分で思索を巡らすのも良いコトでしょう。 ただ、やっぱりホドホドに・・・。 書を捨てて街に出よう という言葉が自分は結構好きで、外に出て人と交わるのも大事なのでございますっ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.03 08:09:23
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