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カテゴリ:読書
『深夜特急』第1巻も読み終えたので、お次は・・・というコトで、関野吉晴さんの著作『グレートジャーニー』を読み始めました。
読み始める前は、深夜~と似たような紀行文を連続して、しかも両方共複数巻の作品で、交互に読むようなコトして大丈夫だろうかなぁなどと思いましたけれど、どうやら杞憂で済みそうです。 人類が誕生して世界中に広がり、やがては南米大陸まで歩みを進めた壮大な旅、グレートジャーニーを自らの腕力、脚力を頼りに遡ろうという旅の記録なのですけれど、出だしからして南米最南端の島からマゼラン海峡をカヤックで渡り、台風もかくやという向かい風の中を自転車で突っ切り、氷河を踏破という行程は、最早旅ではなくて冒険です。 その過酷な冒険の記録が、じつにテンポ良く綴られているので、軽い疾走感を味わいながら読み進められています。 『深夜特急』が自分には、実にゆったりというか、ズシッズシッという重みを感じるのに対して、スッスッと進むイメージの『グレートジャーニー』なので、共に壮大な旅物語であっても、その違いから交互に楽しんで行けそうです。 ・・・それにしても、紀行文をここまで本格的に読んだコトが無いので免疫が無いせいでしょうか、思い切りハマり過ぎているような感じがしないでもありません。 でも、自分自身ではそう簡単に実現出来ないよう旅を、こうやって本を読むコトで追体験出来たり、自分の生きる世界の広大さと自分の住む世界の狭さを感じさせてくれる紀行文、読んでいて楽しいと仰る方の気持ち、なんだか解りかけて来たように感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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