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カテゴリ:読書
三連休の最終日、いい加減に正月モードともおさらばしなくてはいけませんな。
というわけでも無いですけれど、ボケッとするのではなくて、読書なんぞしましょうかというコトに。 去年の暮れ頃から読み始めたSF小説『ウロボロスの波動』を読んでおりました。 西暦2100年、太陽系の外れで発見された小型のブラックホールを利用して太陽系全域をカバーするエネルギー供給システムを構築する事に着手した人類の社会と価値観の変遷の物語・・・ という、何とも難解な粗筋でして、難しい単語がドカドカと出てきちゃいます(汗) その単語の難解さ故に、話の大筋が見えなくなってしまう事がもう何度もあり、その都度読むのを止めておりました。 それでもこの本の世界観が何とも興味を抱かせるモノでして、暫く経つとまた読んでみたくなるを繰り返していました。 で、昨日今日と空いてる時間を存分に使って遂に最後まで読み通せました、バンザーイ! ・・・正直学術的な記述についていけない部分もあるのですけれど、そこはもう深く考えずに 「そういうモンなの」 と自分に言い聞かせて何より話の筋を楽しんで読むようにしたのが良かったようです。 そうやって話が理解できてくると、人類が道具を発展させ、新たな環境を発展させる、そうすると今度はその道具や環境が人の価値観や社会を変容させて・・・そしてそれは本書のテーマである事柄に繋がって行くのではと思わせる・・・。 この本を買ってから、実に5年近くを費やして、満足できる本になりましたし、2011年最初に読んだ本としても良い感じです。 さて、この『ウロボロスの波動』、まだ続編が2本ありまして、そのうち一冊は既に手元に。 なかなか読み応えのあるボリュームですけれど、読み始めるのが楽しみです。 ウロボロスの波動 ストリンガーの沈黙 ファントマは哭く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.10 22:14:37
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