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カテゴリ:読書記
『スノーホワイト』 谷村 志穂 著 46歳と21歳の不器用な恋。 恋の駆け引きというか、綱引きというか。 臆病な大人と、直球だけどしばしばビーンボールな大学生。 「二人合わせて六十七歳で、半分にするならだいたい三十三歳だ。」 という一文がありましたが、ちょうどその年ごろのYama父、 どうもどちらの主人公の心境にも寄り添えない中途半端な感じ。 けれど、物語自体はとても秀逸で。 出会って、別れて、すれちがって、また一緒になって。 この先どうなるのかわからないけれど、 一緒にいられる間はずっと一緒にいたい。 いやー、じんと来ます。 しかし、ラストシーン近く、いくら上高地とはいえ 吹雪の中、山の素人を一人で引き返させて 自分だけ先に進むのはやめましょう。 はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.25 00:05:12
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