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僕は原稿を書くときは、音楽をかけていることが多い。
朝、昼、夕、夜、深夜などの時間帯や、そのときの気分で聴くジャンルは全然違うのであるが、総じて頭の中が煮詰まったときに聴く音楽は一種の清涼剤の役目を果たすのだ。 そんなとき、ふと昔聴いたあの詩が懐かしくなって、ミニコンポにカセットテープ(うわ、古いなぁ・・)を入れて再生ボタンを押してみた。 スピーカーか独特のテンポと深遠な響きを持った詩が流れ出る・・ それは、あのユーミンがまだ『荒井由美』だった頃、『ひこうき雲』というファーストアルバムに収録されていた『空と海の輝きに向けて』という曲である。 その歌詞を以下に載せてみた。 ----------------------------------- 『空と海の輝きに向けて』 月のまなざしが まだ残る空に やさしい潮風が門出を告げる この人生の青い海原に おまえは ただひとり帆をあげる 遠い波の彼方に金色の光がある 永遠の輝きに命のかじをとろう ---- 果てない旅路にやすらぎを求めて いつしか かの胸にいかりをおろす 呼び合う世界で空と海が出会う おまえは歌になり流れていく 遠い波の彼方に金色の光がある 永遠の輝きに命のかじをとろう ----------------------------------- かって、一人で夜中にこの詩を聴いているときに、突然、訳のわからない歓喜に包まれて体全体が震えだし、涙がボロボロと溢れ出したことがあった。 そして、無意識のうちに何回も詩の内容を口ずさんでいた。 『遠い波の彼方に金色の光がある・・・永遠の輝きに命のかじをとろう』 なんて、深遠なる詩なんだろうか。 とても17歳の少女(作詞当時)が書いた詩とは思えない。 何だか、すべてがわかっていて、すべてを理解し、すべてを受容しているという、とてつもない大きさを彼女に感じたのだ。 人はすべて旅人なんだ。 一人一人、旅のコースもスケジュールも異なるけど 長い旅もあれば、短い旅もある 穏やかな旅もあれば、激烈な旅もある 楽しい旅もあれば、苦しく切なく悲しい旅もある でも、結局すべての人は『ただひとり帆をあげる』のだ 『遠い波の彼方』の世界を信じながら 僕は、遠い波の彼方には『天命』があると思う。 『天命』は『天職』である人もいるだろう また別の形態を取る人もいるだろう 形態はどうであれ 『金色の光』に包まれたように輝いている自分がそこにいるのだと・・ でも、光り輝いている自分って、どんなんだろうね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
歓喜の涙ですか。なかなか出せるものではないですよね。<br>確かに感動の「ツボ」ってありますよね。<br><br>ところで、詩中の「帆」は風があってこそ、旅立ちができるのだ。風になれ!甲子園の風!
(2003.09.20 17:06:15)
よくあっちこっちで、お名前を拝見!<br>有名人な方なんですね。<br>あ、わたし、大分美女軍団の一人です。<br>が、実物をみると・・・・・<br>文章の勉強させてください!<br>
(2003.09.20 19:52:57)
ユーミンはどちらかと言うと『松任谷由実』より『荒井由実』のほうが好きです。<br><br>しかし、20年位前のユーミンのナンバーも好きです。<br><br>しかし、彼女の歌は……ハハハハハ<br><br><br>
(2003.09.21 01:07:20)
>光り輝いている自分って、どんなんだろうね♪<br><br>風さん、まぶしいっす!<br><br>ごめんなさい、<br>歳で、目がすぐ疲れるので、あまり長く日記を読む事ができませんでした。あはは・・・(;_;)<br><br>阪神タイガースとビールのすきなおっちゃんと思っておりました。<br>ごめんなさい(;_;)!<br><br>りっぱなお仕事についていらっしゃって・・・<br>やってしもうた、<br>こっ恥ずかしい、オバチャンに免じて、ゆるしてちょ!<br><br>マクロのかわいい世界に住むオバチャンより!<br>
(2003.10.24 21:24:34)
初めてコメントさせていただいています。
長くユーミンの曲のファンでもありますが、恥ずかしながらこちらの曲は最近になって知りました。 歌詞の奥深さと、穏やかな中になんとも言えないやさしさを感じるこの曲に魅了されこちらのブログに辿り着いた次第です。 17歳なんですね…曲も歌詞も。 今更ながらすごいアーティストです。 初めて聴いたユーミンの曲が当時ドラマの主題歌になっていた「あの日にかえりたい」です。(当方そういう年齢です…) 曲の斬新さに当時もそうとうな衝撃をうけましたが。 今さらのコメント失礼いたしました。 (2023.10.06 09:29:47) |
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