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佐藤けんじのつれづれなるままに

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2008.12.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類

世界の自動車会社が叫びだした。ぼくにも、あたしにも公的資金をくれと。そうすれば非正規雇用は減産しても解雇しないと。確かに消費過剰であった米国の歳末商戦は失速が明らかになり、じりじりとオバマ次期政権の手腕にのみ希望の光をといった展開である。米国は自動車会社だけでなくノンバンクにまで資本注入している。そんな中である経済評論家が私的自治を尊重した規制をと述べていた。私的自治でおさまるなら公的資金投入はいらない。市場の失敗と政府の失敗は既にわかりやすい理論になっているけれど、規制にはキャプチャーセオリーくらいしか思い浮かばない。故スティグラー教授が「規制はこれを欲する者が獲得して自己権益を守るのだ」というものだった。
では今回の金融危機は非規制の失敗とでもいうのだろうか。なんか金融の技術革新への理解の不足が、本来なら規制の必要な部分にまで手が届かず(あるいは選択に自由だからこういう部分もあってもよい)これを好きにせよと放置した領域をつくって分けたつもりが、質の高いはずの市場商品と組み込まれ、全部が非規制の危ないリスクに覆われ、お団子のような丸い一個の危ない市場ができてしまったというとこだろうか。規制と対象外にわけてもCDSのような保険の掛け合いが投資対象になってしまい、組み込み商品化が可能ならどうしようもなくなっただろうか。
でも、中国製の毒入り餃子もそうだった。全ての残留農薬を列挙してこれはだめとしても、多数の中に散在する毒物なら規制しようがないし、それを把握するのにかかる時間は消費者の手にもあまるし、また加工品という組み込みがなされた場合には余計、規制当局の手も届かない程の情報量となるのが現実である。
これを情報の透明性と後知恵で語るのはたやすい。全て透明性なら実はコントロール不可の情報量であり、もはや情報効率からいってこの経済は市場を経済メカニズムと採用する資本主義ではあるまい。これが可能と錯覚したのが社会主義の失敗のひとつ。
見えざる神の手が導くのが市場、見えない悪魔の手が忍び込んでいるのも現実なのだ。そうどっちも見えないからなのである。(画像は山梨県立美術館の空飛ぶメフィストフェレス、見えそうでみえないでしょ。)






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Last updated  2008.12.25 21:54:04



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