北朝鮮核実験強行
北朝鮮が本日午前10時36分に咸鏡道(ハムギョン)花台(ファデ)郡、清津市近郊においてプルトニウム型核爆弾の実験を実施した。日本と米国は連携して、国連憲章第七章に基づく国際社会の平和に対する脅威として、海上臨検を始めとする封鎖を実施するだろう。ついに極東に新たな核保有国家が誕生してしまった。核拡散防止はインド・パキスタンの核保有によりその意味が変化してしまった、抑止より選択的対応に重点が移っている。しかし明らかに敵視されている国の核保有に対して、日本はこれに備えがない。太陽政策でひたすら南北二国間の問題と民族統一を重視してきた韓国は何のために支援をしてきたのか。転換点である。北朝鮮の現体制維持が明らかな目的の核保有であり、「民族の核」と呼べば、国際社会で北朝鮮と同類のあつかいを受ける。10月3日には北朝鮮軍が五回にわたる警告放送を無視して軍事境界線を越え南側に侵入、警告射撃を受けている、明らかな挑発である。極東での米国の核の傘を再度検証し、弾道ミサイルとともに私たちの平和外交が通用しない国への対応が必要である。それは安全保障を真剣に考えざるえないということである。平和憲法の九条を呪文として唱えても、北朝鮮に通用しないのである。