昨日マニラではやっと晴れまして布団を干された方も多いのではないでしょうか。管理人は今薄い羽毛布団を日本で買って来てもらって使っていますがエヤコン付けて部屋をアラスカルームにして被って寝ると快適ですが電気代が怖いですね。
さて今日は管理人が学生だった時に使ったinterrail passについて話しましょう。学生時代管理人は英国で10ヶ月滞在していたがその間に一ヶ月はロンドン郊外にある
tiptreeという所でイチゴとblack currentというジャムの原料を栽培する農園でインターナショナル ワーキングキャンプと言うのに参加していた。後2ヶ月はヨーロッパを夏と冬に2回旅していたバックバッカーです。その当時ヨーロッパを旅するには日本で当時7万円ぐらいのユーレイルパス(1ヶ月有効)を購入すれば主要のヨーロッパの国を好きなだけ鉄道の旅が出来たが東欧諸国、ギリシャ、トルコまでは行けなかった。このinterrail pass(インターレイルパス)を英国で知ったが、ユーレイルパスでは行けない東欧諸国とトルコまでの鉄道で使えるパスでギリシャのミコノス島(全ての家が真っ白で海も綺麗なところでグリークヨーグルトも旨かった)までの船の割引も付いていた。購入できる原則はE.C諸国のどこかに6ヶ月以上住む事だが、年老いた英国の駅員にお金を渡すと(その当時は1ヶ月有効が4万円ぐらいだったが今は2万4千円ぐらいに下がっているようである)取り立てて質問もパスポートの提示の必要も無く直ぐこのパスをくれた。使い方は簡単で、乗る駅でこのパスを駅員に出してスタンプを押してもらい降りたい駅でまたスタンプしてもらうだけ。東欧にこだわる理由はTIP TREEのワーキングキャンプで知り合ったハンガリー人の彼女に会いに行く為だ。ブタペストに行く途中毎晩汽車の中で夜を過ごすていたので(宿泊代を浮かす為)もう我慢の限界で見知らぬハンガリーの小さい駅に降りた。駅員にホテルの位置を聞いて山道を登りだしたら直ぐホテルを見つけた。値段が$80ドルぐらいしたので正直に私はバックバッカーですのでお金が無いので安いホテルを紹介してくださいと尋ねるとおねーさんが笑顔で“この道を登ったところに安いホテルがありますよ”教えてくれた。ホテルを出て山道を登っていくと直ぐトヨタのあれはダットサンかな?が直ぐ止まってくれ“どこ行く?”“山の上の安いホテル”ですと言うと“乗りな!と言って乗せてくれた。”バックバッカーの金なし管理人に怖いものなど無かった。山道を登り切ったところに有ったのが小さなホテルとうか民宿?に何とか到着。パスポートを出すとオーナーが一言“貴方はここに泊まる最初の日本人です”と言って私にサインを求めたので快くうけた。そして直ぐビニャック?と言う酒をコーヒーに入れて出してくれた。真冬だったので体の芯までしみて旨かった。夕食時間になるとホテルのオーナーが始めて泊まった日本人だというので町中の人を集めて民族衣装を着てバンドと簡単な夕食会をやってくれたのである。皆管理人の馬鹿話に耳を傾けて大笑いしながらビニャックに酔いしれた。次の朝真冬の水(お湯など出ない)のシャワーを気合で済ませて会計をするフロントに行くとあのビニャック入りのコーヒーを出してくれて会計したら何と日本円に換算すると800円ぐらいだったと記憶している。そしてまたあのダットサンのおじさんが管理人を朝駅まで送ってくれてこの親切な町を去り、彼女が待つブタベストに向かったのである。
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