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テーマ:ぶらり見て歩き(684)
カテゴリ:散歩
私的に史上最悪なゴールデンウィークなのでしたが、昨日 今日あたりでようやく復調
といった状態になりました。 29日に胃腸風邪勃発!30日はバイトだったのですが、さすがに立っていられなくてお休み。 5/1日は高熱で交代してもらって2日は午前中三時間だったのでなんとかバイトをこなしたの ですが、午後にはまた高熱。3日はしっかり寝て過しどうにか4日の午後からのバイトには 水分補給にアミノバイタルドリンクを飲み、途中でアミノバイタルゼリーでお茶碗1杯分 のエネルギー補給をして5時間のバイトをこなしました。 本日6日はようやくバイトは休みとなり長女Yちゃんの「瀬戸ガラスウィーク」を見に 行くことができました。 瀬戸の町は名古屋から近いのですがほぼ、行ったことがないのです。 通過はしますが、じっくりまわったことはないのです。 ←ギャラリー&喫茶「蔵遊前」 Yちゃんの作品が展示してあるギャラリーは尾張瀬戸駅から程近く1階が喫茶店、2階が ギャラリーとなっていてYちゃん達学生の作品は1階喫茶店入り口の小さなスペースなの でした。1階の学生作品を見て2階のプロのガラス作家さんの作品を見ると一際、作家さん の作品が引き立って見えます。 久しぶりに高校時代の瀬戸に住んでいる友人とギャラーの喫茶店でお茶をして、街の商店街 をぶらつきました。 洋食屋の駐車場の塀にズラリと並んだ焼き物の数々…。近くの瀬戸物のお店で聞いてみると 洋食屋のご主人の力作だとか。趣味で焼き物をしていて作っては自分ちの駐車場の塀に 飾っていって今やかなり広い駐車場の塀はご主人の作品に囲まれてご満悦のようだとか聞 きました。多くの作品の中でさや風が押す一品は下のワンコですね。 瀬戸の街はいたるところに焼き物を販売している店店店…です。古くからの伝統を持つ 大店からこじんまりした間口のお店まで千差万別です。 テレビになどにはよく出てくる物見櫓を持つ大店です。まるでお城のようで威厳さえ感じ させます。 ある一つの焼き物のお店に友人と足を踏み入れました。そのお店はまわりにある生活感の ある瀬戸物とは違う、伝統工芸を扱う瀬戸焼専門のお店なのでした。 始めのうちはお店の奥さんが相手をしていたのですが、だんだん瀬戸焼について話が進んで 行くうちに 「おとうさ~ん」 と奥からご主人を呼びバトンタッチをしてしまいました。 ここからご主人の「瀬戸焼ともてなしの心」といった講義が展開されるのでした。 焼き物とはただ綺麗に焼き上げることがいいというものではない。ただ綺麗に焼き上げるの は歳を重ねれば誰でも出来ることであるが、人をもてなす心、すなわち「滅私」の心がな ければそれはただの自己自慢であって「もてなす心」を表していないということなのです。 器にしてもキチンと正面があるということを知りました。絵付けがしてある場合は正面に 絵がきて左に90度回した位置が飲み口だということも知りました。手ろくろの作品は使う人 への気遣いがあってこそ本物でありよって素人目で見た歪みなどは素朴さからくるものでは なく、あえて使う人への飲みやすさという気遣いからきているものと言う事なのです。 ご主人に教えられるままに天目茶碗を手にとってみると手のひらに包まれるようなフィット 感が使いやすさとそこからくる美とが合わさって言い知れぬ安堵感が伝わってくるのでした。 人をホッとさせるそれこそが「もてなす心」であり自分をひけらかさない一歩引いた「滅私」 の心であると感じたのでした。 一歩引いた状態で全体を見渡すことが人とのコミュニケーションをとる極意ともおっしゃっ ていました。人より前に出ていては全体のことが見えないでいる、全体の中で自分が強者で あるのなら前のものをいかにコントロールするのか。 弱者であるのならどのようにどのようにして前のものについていくのが得策かを知る大切な ポジションだということが茶の湯の教えから学び取ることができということを短い間の ご主人との会話の中から教えていただきました。 ほんの少しの瀬戸への旅でしたが、収穫の多い また行ってみたい素晴らしい街である事 がわかったゴールデンウィーク最終日なのでした。 ←ずら~り勢ぞろい! ↑雨水用のマンホール 中央にも焼物が… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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