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本の足跡

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2009年12月03日
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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:さ行 男性

時の渚.jpg 【Amazonで購入】      【楽天ブックスで購入】

“時の渚”

評価:★★★★☆

 

ミステリー長編。

--- 梗概 -------------

元刑事で、今はしがない私立探偵である茜沢圭は、末期癌に冒された老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼される。茜沢は息子の消息を辿る中で、自分の家族を奪った轢き逃げ事件との関連を見出す...。「家族の絆」とは何か、を問う第18回サントリーミステリー大賞&読者賞ダブル受賞作品。(「BOOK」データベースより)

----------------------

私は、アメリカ人男性とイタリア人男性に挟まれて堤防に腰かけている。

すると、アメリカ人男性が、彼が犯した罪を吐露し、

この罪を隠し続けるべきかどうかと私に尋ねる。

私は答える。

“Confess your sin.(あなたの罪を告白しなさい。)”

それを聞いたイタリア人男性が私に言う。

「その英語間違ってるよ(・ε・`*)」

(*`ロ´;ノ)ノこのシリアスな場面で、しかもバリバリ日本語でつっこまれるなんて(´ω`;)

・・・という夢をみました。

 

 

家族をひき逃げで奪わるという悲惨な事件をきっかけに、刑事をやめて探偵になった主人公。家族を奪った犯人はまだ捕まらない。限りなくクロに近い男は結局逮捕までには至らなかったから。

そんなある日老人から受けた依頼。それは生き別れた老人の息子を探すというものだった。その調査を続ける中、世間を脅かす女性殺害事件が発生。この事件の容疑者は、なんと彼の家族を奪った容疑のあったあの男だった!!

一見何の関係もないように思われる、人探しと女性殺害事件。これが調査を続ける中で思いもよらぬところでリンクし始める・・・。

といった感じのお話。

読み始めたら止まらず、きっとこうだろうとか予想ができつつも、ぐいぐい読んでしまう。

とってもおもしろく、楽しめたんだけど・・・。

ラストが・・・きれにまとまりすぎて逆に嘘くさいというか。そこまで偶然があるだろうか?と思ってしまったり(;´・ω・)

でも、それをのぞけばなかなかなんとも楽しめる一冊でした。

=== 93冊目 読了 ===

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最終更新日  2009年12月03日 11時02分07秒
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