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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:さ行 男性
“時の渚” 評価:★★★★☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 元刑事で、今はしがない私立探偵である茜沢圭は、末期癌に冒された老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼される。茜沢は息子の消息を辿る中で、自分の家族を奪った轢き逃げ事件との関連を見出す...。「家族の絆」とは何か、を問う第18回サントリーミステリー大賞&読者賞ダブル受賞作品。(「BOOK」データベースより) ---------------------- 私は、アメリカ人男性とイタリア人男性に挟まれて堤防に腰かけている。 すると、アメリカ人男性が、彼が犯した罪を吐露し、 この罪を隠し続けるべきかどうかと私に尋ねる。 私は答える。 “Confess your sin.(あなたの罪を告白しなさい。)” それを聞いたイタリア人男性が私に言う。 「その英語間違ってるよ(・ε・`*)」 (*`ロ´;ノ)ノこのシリアスな場面で、しかもバリバリ日本語でつっこまれるなんて(´ω`;) ・・・という夢をみました。
家族をひき逃げで奪わるという悲惨な事件をきっかけに、刑事をやめて探偵になった主人公。家族を奪った犯人はまだ捕まらない。限りなくクロに近い男は結局逮捕までには至らなかったから。 そんなある日老人から受けた依頼。それは生き別れた老人の息子を探すというものだった。その調査を続ける中、世間を脅かす女性殺害事件が発生。この事件の容疑者は、なんと彼の家族を奪った容疑のあったあの男だった!! 一見何の関係もないように思われる、人探しと女性殺害事件。これが調査を続ける中で思いもよらぬところでリンクし始める・・・。 といった感じのお話。 読み始めたら止まらず、きっとこうだろうとか予想ができつつも、ぐいぐい読んでしまう。 とってもおもしろく、楽しめたんだけど・・・。 ラストが・・・きれにまとまりすぎて逆に嘘くさいというか。そこまで偶然があるだろうか?と思ってしまったり(;´・ω・) でも、それをのぞけばなかなかなんとも楽しめる一冊でした。 === 93冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月03日 11時02分07秒
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