カテゴリ:映画
2000年9月13日に南極で発生したセカンドインパクトと呼ばれる大災害後の地球。
その大惨事から復興を果たした2015年、人類は使徒と呼称される新たな脅威に見舞われていた。 国連の下部組織である特務機関NERV(ネルフ)は、襲来する使徒を殲滅するため、 汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを極秘に開発していた。 内向的な少年・碇シンジは、NERVの司令である父親からエヴァンゲリオンへの搭乗を命じられる。 社会現象にまでなったエヴァンゲリオンの10年ぶりの新作。 エヴァンゲリオンは妻に「激しく面白いアニメが放送されてる!」と言われて観始めた。 そして、ハマりにハマった。TVシリーズも劇場版も何回観たがわからないくらい。 周りの友人たちもハマりまくりで、当時はエヴァンゲリオンネタでよく盛り上がった。 そんな思い入れのある作品が、10年ぶりに4部構成でリニューアルされると聞いて興奮した。 第1部にあたる「序」では、TVシリーズの最初からヤシマ作戦までが描かれている。 冒頭のシーンから旧版を観ていたときの興奮が蘇り、そのまま一気に引き込まれた。 旧劇場版の斬新な構成に比べると、ごくごく普通の構成だが、 最新技術で作り直しただけあって細部まで描きこまれた映像と迫力を増した音響は最高! 旧版を手直ししただけの作品じゃないことは一目瞭然。製作側の本気度が伝わってくる。 エンドロールの後にはご丁寧にもお馴染みの次回予告がしっかりと入っているが、 この予告が肝。第2部からは物語が大きく変わっていくことが細かいカットで示されている。 今回の「序」はあえてTVシリーズと大きく変えず、微妙な変更に留めているように見える。 それは旧版を懐かしむ意味もあるが、嵐の前の静けさを狙っているように感じる。 微妙な変更に気付かない観客や、微妙な変更に気付いて熱く語っている観客を眺めて、 ニヤニヤしている庵野秀明総監督の顔が目に浮かぶ。 オリジナルを観ていない人にはやや厳しい内容だが、そういう人はターゲットにしてないか。 第2部は「破」。今年中には公開される予定。 この後どんな風に展開していくのか激しく楽しみ。 ■ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ![]() おすすめ度(3点満点): ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月01日 22時43分48秒
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