カテゴリ:映画
先日アカデミー賞の発表がありましたが、
2007年に引き続き、2008年もscene-5映画大賞を決めたいと思います。 製作年や公開年に関係なく、2008年に観た作品を選考対象としています。 ただし、過去に一度観たことがある作品は対象から外しました。 (バック・トゥ・ザ・フューチャー、犬神家の一族、など) 2008年に観た映画は54本。ほぼ週1本。なかなか観れないものですね。 それでは発表! ■最優秀洋画賞:「ダークナイト」 2008年はダントツでこの作品!予想通りこの作品を越える作品は出てこなかった。 いろんな要素を盛り込んでいるが、どの要素もハイレベルで、しかもしっかりかみ合っていた。 そして、なによりも新しいジョーカー像を完璧に作り上げたヒース・レジャーが素晴らしかった。 ジャック・ニコルソンのジョーカーを超えるインパクトのジョーカーが見られるとは思わなかった。 アカデミー助演男優賞受賞も納得。28歳の若さで亡くなったのが本当に惜しまれる。 【次点】複雑な構成の物語をコンパクトかつ明快なサスペンスとして描いた「バンテージ・ポイント」 ■最優秀邦画賞:「キサラギ」 今年も邦画は面白い作品が多かったが、その中でもこの密室劇が一番面白かった。 登場人物はたった5人、舞台は1部屋のみという限られた条件の中で、巧みに伏線を張り巡らせ、 絶妙なタイミングでそれを回収していく緻密な脚本は、本当に素晴らしかった。 観客が登場人物と同じ目線で物語に入っていける構成もお見事。 特異なキャラクタを魅力的に演じきった芸達者な役者5人の競演は文句なしに楽しかった。 【次点】プロレス好きなら間違いなく熱くなって涙する「ガチ☆ボーイ」。僅差で次点。 ■最優秀アニメ賞:「WALL・E」 さすがはピクサー!と思わせる素晴らしい作品だった。 2008年前半に同じピクサー製作の「レミーのおいしいレストラン」も観たが、正直あまり楽しめなかったので、「WALL・E」も少し不安だったが、そんな心配は無用だった。 主人公であるWALL・Eのキャラクタ造形と、それを膨らます物語前半の演出には感動した。 2009年も12月にピクサーの新作の公開が予定されている。今からすごく楽しみ。 2008年は宮崎駿監督の話題作「崖の上のポニョ」も公開されたが、完全に不発だった。 【次点】現在の技術で作り直してくれたことに感動した「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 ■scene-5賞:「シッコSiCKO」 scene-5賞は、昨年同様、いろんな意味で一番インパクトがあった作品に贈る特別賞。 2008年はアメリカの医療保険制度の実態を描いた「シッコSiCKO」に贈ります。 マイケル・ムーア監督のドキュメンタリーのインパクトはやっぱり強烈。 一般人の素直な疑問を、これでもかというくらい徹底的に追跡する行動力がとにかくすごい。 エンターテイメント性とドキュメンタリーの魂である監督の主義主張を両立させている点も見事。 最近モキュメンタリー作品が増えてきたが、本物の面白さと迫力にはかなわない。 2009年も映画を存分に楽しみたいと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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