小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 3
昨日は昔兄と妹が習ったピアノの先生のファミリーコンサートに行ってきました。先生のピアノと息子2人のバイオリンです。メジャーな曲が多くて楽しめました。パガニーニとかいいですね! 「ラ・カンパネラ」と言う曲は「鐘」と言う意味で、ヴァイオリンとフラジオレット(倍音)とピチカートで鐘の音を模するなんてゆーと、これまた『黒死館…』のカリルロンとか連想しちゃいますね。(^^;)おなじみの「チゴイネルワイゼン」なんてのもやりましたが、この曲どうしても、なんとかサスペンス劇場だとか××殺人事件、あるいは恋愛ドラマの大悲劇物なんてのが似合ってしまう気がします。それにしてもバイオリンならではの名曲ですね。そんなクラシック音楽が実に良く似合う『黒死館殺人事件』ですが、全体的には、奇妙で緻密な推理物としての魅力と、あらゆる素材の宝庫としての両方の魅力を持つ小説だと思います。虫太郎本人も書いているように、この小説の主題はゲーテの『ファウスト』であり、また「モッツァルトの埋葬」からも着想を得たと云っています。それについては、おそらく多くの方は既に観ている事と思いますが、映画『アマデウス』は必見でしょう。これは私なかなか好きな映画です。サリエリがイイです!昨日のコンサートでは、シューベルトの「セレナーデ」(白鳥の歌より)もやりましたが、シューベルトはモーツァルトよりもさらに不幸な事に、貧乏で餓死同様の姿で31歳で亡くなったそうです。・・・と話がそれましたが、ゲーテの『ファウスト』、私読んだのもう20年ぐらい前だったと思うんですよ。だからスッカリ別れてしまって。20年ぶりに読み返さねば、と思ってます。だいぶ前にトーマス・マンの『魔の山』を読んだ時にも、『ファウスト』を読み返さねば、と思ったんですが。(^^;)まあしかし、『黒死館…』では、ファウスト博士=悪魔、的な表記がちと気になりました。悪魔はメフィストフェレスであって、ファウストは確か、アイキャントゲットノーサティスファクションな人(笑)でしたよね。何やっても満足出来ないっつー・・・悪魔ではなく、悪魔と契約をするフツーの人です。この小説のラストだけは、どーも気にくわないんですが。このファウストを思い出して、乱歩小説によく出てくるタイプを連想しちゃいました。『屋根裏の散歩者』の主人公なんて、まさにファウストタイプじゃないっすか?ファウストと言えば、ジェラール・フィリップ主演の『悪魔の美しさ』とかありますね。あと、サイレントの『ファウスト』も観ました。それであらすじは覚えてる気になってるのですが・・・(^^;)兎に角、ゲーテを再読する事で、『黒死館殺人事件』に対して新たな発見があるのではないか、と楽しみにしています。今日は本題からだいぶそれてしまいました。(汗)小栗虫太郎本人については、また次回書きたいと思います。そうそう、夢野久作のこのようなおもろいサイトがあるんですが、小栗虫太郎で探してみたら、なかなか頑張ってるサイトありました!こちら辞典が一部しか見られなかったのはちと残念ですが(他の方は見られるのかな?)、これ見ながらまた読みたくなるですよ!これなんかも凄いっす!さすがは虫太郎ファンですね。ココには小説について述べられてます。まだ読んでないんですが(^^;)ちとおもしろそうです。ところで『ドグラ・マグラ』の翻訳がほんの数年前にやっと出たと言うのを、上にあげたサイトの掲示板で知ったのですが、小栗の方は翻訳はされてるのでしょうかね。夢野久作の方は、独特なカタカナ使いなどありますし、翻訳としては小栗の方がやりやすい気がします。洋ものに近い感じですしね。兎に角このような恐ろしく頭脳的な人間離れした超人的小説を超えるものは、過去にも未来にもないのではないでしょうか。☆☆☆今日までです!逃さないように~いそげ~!ウィークエンドゲリラ48時間限定セール!!3万本販売達成記念! はちみつ入り柚子茶の共同購入! こちらは9日までです。秋の大オークション祭り11月1日10時まで!プロ野球1年間お疲れ様全品50%OFFセール【西武ライオンズ優勝記念セール】アンジェラさんの48時間限定商品です。稀少価値のあるピンクダイヤもありますぜ! 1コです! 早い者勝ち!!総合ランキング2位ですぜ!!ハンバーグめちゃ旨いっす! 保証します! 48時間セール、あと数時間しかないっ!11月激安オークションがはじまる~んで新色買ってもーた・・・(^^;)フラワー・ワルツコームL 【オークションクラブ 11/12〆切】《1》即売り切れますぜ。一撃じゃないと変えましぇん。