![倒木.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/88/0000393688/92/img018919eazik7zj.jpeg)
(写真)は河原と山際の境に生えていたらしい木なんですが、根元の土が流出して、そっくり倒れてしまったようです。倒れた木の表側だけが見事に皮がむかれていて、こりゃ、疑う余地もなく、シカが寄ってたかって舐めた跡です。
で、倒木の皮さえもむいて食っちゃうこの貪欲さに、同行のベテランハンターたちも驚いてました。「よっぽど食うものがなかったのかあ」「いやあ、数がいるってことよ」「じゃ、それだけ獲れるってこだな」
先日の有害駆除で、まだタツマに付く前の話ですから、盛り上がりました。この日は、行きも帰りも同じ道でしたから、帰りもここを通りました。でも、みんな無口です。だれもが、「こんなにいたはずのシカはどこへ行ったんだ」と思ってたでしょう。ふもとまで下りて、イヌが上流から入っていなかったことを知るまでは。私も「お、珍しいじゃん」などと、呑気に写真を撮ってたくらいですから。
さて、乗り合わせの帰りの車の中でも、慰労会の席でも勢子の入り方がまずかった話は出ましたが、それ以上に繰り返し話題に上ったのが保護区のあり方です。朝5時に集合して出発、遠くの山まで来て手ぶらで帰るくらいなら、保護区を見直して地元のハンターが普通に撃てるようにすべきだ―というものです。でもこういう話は愚痴としてじゃなくて、猟友会として行政と話し合うべき問題なんですよね。