6、7の両日、長野県は注意報や警報が出るほど、今冬始まって以来の大雪です。きのうもきょうも出猟していたグループがあって、きのうは雨交じりの雪の中、きょうは吹雪の中、ご苦労さん。とは言ってみたものの所詮、仕事で猟に行けない貧乏暇なしハンターの負け惜しみ。8日は休み、天候も回復の方向、行きまっせ。
で、天気が悪いのでジャーキー2回戦の風乾(ふうかん)ができず、冷蔵庫で「寝たきり」です。風乾というのは、ジャーキーに限らず燻製を作る時の工程の1つで、網かごなどに入れて風に晒します。ですからイワナなど腹を割いただけの魚でも、でかいニジマスを三枚におろして作る時も行います。こうすることで、煙の乗りが良くなるといわれています。また、日光に当てることで雑菌の繁殖を抑える効果もあるようです。
さて、(写真)は、薄く引いたシカ肉をソミュールといわれる漬け汁に漬け、冷蔵庫で寝かせている状態です。私の場合、通常、両方とも一昼夜を目安にしてます。風乾は半日から長くて1日で、あまり行うと乾燥し過ぎて煙が乗りません。冷蔵庫でも徐々に乾燥は進むのでなんとかしたいところではあります。これで、明日猟に出ると、冷蔵庫に3日置くことになるなあ。だからといって、雪の後、絶好のチャンスをふいにするのは惜しい―。こんなことで悩んでるなんて新春からおめでたいと、われながら思います。