暮れに獲ったシカがデカかったのと、出猟人数が少なかったために肉の分け前が多く、1頭でも未だにシカ肉料理には事欠きません(笑。(写真)はサワークリームをのっけて食べるボルシチです。ダッチオーブンが最も得意とする煮込み料理です。時間はかかりますが、手間はかかりません。材料を入れて煮込むだけです。ジビエ料理は私の担当なので、早く帰った日に作り始めても食べられるのは10時ごろだったりして、子どもにはちょっとかわいそうです。だって3時間は煮込みます。
で、ボルシチは一般に牛すね肉を使います。私はいつもシカすね肉はジャーキーに使うので、残りはというとバラ肉しかありません。余分な脂を取り、大きめの角切りにしても、3時間に煮るとさすがにちっちゃくなります。ジャガイモも溶けて小麦粉など入れなくてもとてもクリーミーです。
さて、ボルシチといえば、ビーツ(赤蕪)も欠かせませんが、年が変わるとさすがにもうスーパーなんかにはありません。今回は普通の蕪を使いましたが、やっぱり独特の赤味は出ないもんです。仕事の帰りに寄った八百屋で聞いたら、今年はビーツの入荷が少なかったということです。ニンジンもジャガイモも自家製(作ったのは親)ですから、今年はビーツも作ってもらおうかななんて新春早々、虫のいいことを考えてる放蕩息子です。