「行者にんにくしょう油」なるものをいただきました。薄口しょう油の中に細かく刻んだギョウジャニンニクが入っていて、独特の香りがします。ラベルには刺し身やお料理などに―とありますが、私の第一印象は「焼き肉にもってこいだ」でした。シカ肉をローストにして凍らせたものがあるので、こいつにも合うかもしれません。
で、このギョウジャニンニク、以前は山にたくさん自生していたようです。しかし山菜ブームで乱獲され、野生のものは大分減ってしまったということです。ところが、商売上手な人はどこにでも居て、私の住んでる地方でも栽培している人がいます。この時期限定でギョウジャニンニクをラーメンに乗っけて出している店もあるほどです。
さて、ギョウジャニンニクは行者が山でこれを食べて修行に励んだことに名前が由来するとされるくらい、ビタミンが豊富で疲労回復や血圧安定などの効果があるそうです。若芽はシカも食うようで、人間に効くくらいですからシカにも効くでしょう。すると、ギョウジャニンニクを食って粋のいいシカを獲り、その肉を「行者にんにくしょう油」で食べている私はすんごい元気ということになるじゃないですか!おかしいなあ、実態と違うんだけどなあ。