子どものころ、テレビのCMで、「あたな作る人、私食べる人」とかいうコピーが、女性蔑視だとかで問題になったことがあったような気がします。何の食品だったか思い出せませんが、自分で釣った魚や獲った鳥、獣以外は、私も完全にこのコピー通りです(爆。(写真)はゼンマイの煮びたしですが、父が採ってきて母が作ってくれ、私は子どもたちと一緒になってひたすら食って飲んで―です。
で、物事には必ず例外があって、ワラビや先日の
ツクシ(わー、またやってしまいました)のように、材料の調達に精を出すこともあります。子どもの時は、タケノコ掘りにもキノコ採りにも行きました。でも、なんだか調達し調理する意欲が、対象がなまぐさじゃないとわいてきません。どうしてでしょう?根っからの殺生好きってことでしょうかね?
さて、ワラビの煮方もいろいろあるしょうが、今回のはちょっと灰汁抜きがきつ過ぎたのか軟らかめです。カップラーメンは1分で食べ始め、ラーメン店では必ず「硬めで」と注文をつける私の「食べる人」としての態度はとてもわがままです。何にもしないで食べるだけの時でも、塩気が濃いの軟らかいのと散々御託を並べます。両親は、そんな私に毎年ワラビを食べさせてくれます。