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**************** 「美並……美並も…僕が欲しかった…?」 (中略) 「やっぱりあのドレスは止めて正解だったなあ」 ふと脳裏を過ったのは、お色直し用のウエディングドレスの一品、見た瞬間にどきりとして腰が重くなったのは、その色味をどこで見たのか思い出したからだ。淡いピンクからサーモンピンクがかった薄紅、重ねられた襞は布地のさっくり感があって真珠色のシルクリボンで飾られて、質感が違ったから良かったものの。 「……僕しか知らない綺麗さ…だよね……」 (中略) これほど綺麗で愛おしいものが世界にあるとは思えない。 「美並…」 「は…い…」 呼びかけると瞬いて美並が目を開いた。溢れ落ちた涙に少し眉を寄せ、 「どうしたの…京介」 「綺麗なものはみんな魅かれるけど………手放したくないって執着も生むよね」 「…え…?」 「これから……僕の執着を教えてあげる…」 微笑みながら美並の両足を抱え上げた。 **************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.10.18 00:00:14
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