2055532 ランダム
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エタ-ナル・アイズ

エタ-ナル・アイズ

「ああ、やっぱりそっちか」
 アシャは笑み綻びながら、片手を差し出す。そっと握ると温かく包まれた。
「よく似合っている。口元の紅が淡いのが、真紅のドレスを引き立ててるな」
 そっと囁かれた声は耳元で柔らかく響く。
「笑って。誰にも負けない美姫だ」
 導かれて広間へ出れば、振り返った人々が驚きにさざめいた。
「まずは口を潤すか……それとも、少し落ち着くか」
 
差し出された酒のグラスを手にします。

アシャを促し、散策に出ます。




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