草加の爺の親世代へ対するボヤキ

他人の不幸は蜜の味、とか、隣の芝生は綺麗に見える




とか、とかく私たちは他人との比較において




優越感を味わったり、逆に劣等感に苛まれたり




して一喜一憂しがちです。が、考えてみるまでも無く




これはおかしい。心理的にバランスを取ろうという




無意識のなせる業。所詮は錯覚にしか過ぎず、結局は




自分自身の度量の狭さや人間としての器の小ささを




改めて認識し直すだけのこと。現実は何も改善されずに




自分を自ら貶める負の、マイナスの煩悩の数を




徒に増やした上に、人間不信の材料を豊富にする方向で




「貢献」する。何と愚かな、と理屈では分かっていながら





このイージィな心理遊戯が止められない。癖になっている。





同じエネルギーを使うなら、建設的に前向きでポジィティブな





使い方をしたいもの。たとえば、家を一歩出たら習慣化している





貴方の仏頂面を少しだけ意識的に「和らげて」柔和にしてみる。





これだけでも、どれだけ世の中を明るくする為に役立つことか。





えっ、そんなバカな。たったそれだけのことで大袈裟な、と





思われるかもしれませんが、社会的な影響という点ではかなりの効果が





期待できるのです。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の





こじつけではなく、本当に効果の上がる行動なのですから





どうか騙されたと思って一週間続けてみて下さい。この運動が





社会的な広がりを見せた時には、今流行の「なになに運動」などとは





比較にならない絶大な影響力を発揮すること必定。





つまり、「仏頂面」がいかに社会的に悪い影響を齎し続けているか





の証左だと認識して下さい。たとえば寝不足で疲れの抜けきらない





状態で玄関を出たとしましょう。会社に着くまでに通りや駅





電車の中、バスそして会社の中、営業で出会う人びとと





いちいち数え上げていたらキリがないほど多くの人と顔を合わせる





のですから、ひとつの「仏頂面」の世の中に与えている負・マイナス





・嫌悪感の量たるや殆ど無限に近い膨大なもの。これが





社会運動として定着した場合を想像して見て下さい。ことほど左様に





「社会貢献」などと大仰な表現を用いなくとも、私たち個人が





世の中に有効な「貢献」をする手段は沢山あることに、先ずは気づいていただきたい。





そんな風に考えましたので、駄文を承知で書いてみました。





爽やかな笑顔や穏やかで感じのよい表情だけでも





どれ程世の中や人間関係に良い影響を与え得るか、少し考えるだけで





納得がいくこと。銘々が自分で出来る身近な行動から





始めてみようではありませんか、今すぐに！