[太気拳]の記事一覧 | 太氣拳至誠塾　富山アルカディア支部＆石川支部　公式ブログ

けいこはゆっくり

「ユックリとした練習ばかりしていて本当に強くなれるのですか？」、というご質問を頂きました・・Ｔさん、ありがとうございます・・♪太氣拳至誠塾の映像などを観たり、入門まもない方々は・・「こんな動いてんだか動いてないんだか、分からない稽古で本当に強くなれんのかよ？」とか「これ絶対うそっぱちの怪しいやつじゃん」・・ってもれなく感じるでしょうね・・私なんか入門してからでさえ数年間は信じれんかったもんね・・♪ユックリに見える（見えるだけ♪）代表的な稽古に「立禅」「揺り」「這い」などがあるけど、それら各種の稽古法・効果・使用法についての説明は、あまりにも膨大すぎる量になるので、それこそいずれユックリと書く・・かもね・・♪今回はユックリとした稽古を行う意義についてだけ触れてみますね・・。初心者の方がイメージしやすそうな「這い」でいうと、「いつでも進める・止まれる・退がれる・縦横無尽に軌道修正を可能にするため」（だけじゃないよ♪）にユックリとした稽古を行う・・。俗にいう走る＝飛ぶ（ジャンプ）って行為は単純な見た目や、数値的な時間という意味では速いんだけど、生き死にの武術においては遅い（遅れをとる）局面が多くなる・・地面から両足が１ミリでも浮いてる状態って、片足が接地するまでは１切軌道修正不可能な、無防備状態で全てを相手に委ねた（まかせた）文字通りの死に体・・。だから至誠塾では素早く動くときでも常に歩くんです（例外あり）・・どんなときでもストップ＆ゴー＆軌道修正を可能にする・・そのために他から見ると静止してるくらいにユックリと這いなどの稽古を行い、１切の誤魔化しがない動きにまで精度を高めるんです・・また、こいつが超精密に出来ないと「高木先生の高速武術♪」なんて夢のまた夢・・♪「立禅」では、全身（心）を超満水で決壊寸前のダム湖のような状態にして、いつでも決壊させてパワーを大放出できるように・・などなど♪「揺り」では、抜重と地球の力を拝借して、いつでもどこでも超弩級な打撃を放てるように・・などなど♪このようにユックリとした稽古を主にしてるのには、数多くの理由があるんです。とうぜんユックリとした稽古だけでは超弩級的な強さは得られないけど、ユックリとした稽古を行わないで達人にはなれない（天才は除く♪）んですよね・・。Ｔさんが、高木先生より奥入（初段）を認可される頃には、おそらく組手を体験されていることでしょう・・そのとき、今まで映像や先輩方の横で見ていた緩いスピードと実際の体感スピードの違いすぎに、驚愕歓喜感動するのが目に浮かびます・・♪至誠塾では「いろんな意味で速く（早く）動き、絶対に生き残るために敢えて可能な限りユックリとした稽古を行うんです♪」、そして「本当にクソ強くなれるんですよ♪」・・動きのユックリもだけど、もっと大切なのは「稽古は地道に氣長に諦めないでユックリと♪」・・入門当初の私に言ってやりたいですね・・♪簡易的でしたが、なんとな〜くでも解って頂けたでしょうか・・？また何でも質問して下さい可能な限りお答えします、ただ高度なことは高木先生に聞いてクダ〜♪、そこんとこヨロシク〜・・・・♪☆おしらせ☆全国の至誠塾の皆さんにお願いがあります・・ブログの題材をガンガンご提供して頂けないでしょうか・・♪たとえば「おまえ（小島）は何故そんなにバカなの？」とか「立禅って何分がいいの？」とか「女の趣味は？」など、ほんと何んでも構いませんのでヨロシクお願い致します・・♪ご提供下さった題材に関しましては内容問わず必ず掲載させて頂きます・・♪ご提供先は高木先生や先輩を通じてでも、小島に直接電話（０７６６ー２８ー５５３６）でも大歓迎です・・♪⚠️ただ、その際に所属支部（本部）とお名前をお伺いさせて下さい・・失礼ですが非通知などのヘタレさんに構ってあげれるほど暇じゃないんで、そこんとこヨロシク〜♪

ぶじゅつのねっこ

武に触れて学ぶことって、目的とかに関係なく純粋に愉しいもんですよね・・♪目的と言えば、私も色んな格闘技・武道・武術を見てきた（挫折してきた♪）けど、至誠塾ほど色んな目的で入門してくる人がいる団体って他に知らない・・。確かに、美容健康づくりに！しつけ礼儀に！武道教育に！いざって時の護身術に！喧◯に強く！チャンピオン目指して！などを宣伝文句として同時に掲げてる道場は、世の中に山ほどあるんだけど・・それらを同じ日時空間でリアルに実践していて、さらには各自の要求を満たしてくれる至誠塾・・これってもの凄く異常なことなんですよね・・♪こいつは、高木先生の温かいお人柄だけではなく、武術家としての絶対的な強さなどなど、あの構えの如き懐の深さあってこその成せる業・・ってのは既に入門してる人なら実感として合点×２でしょう・・♪ただね、その高木先生の優しさにドップリと浸かり甘えてしまって、いつの間にか忘れてる大切なことがある・・本氣で武術としての太氣拳を修行する（極める）なら決して忘れちゃいけないことがあるってことを・・。平成１８年１０月２１日・２２日と、高木先生に連れて行って頂いた富士合宿でのこと・・朝食時に左斜め前に座っておられた佐藤嘉道先生が「昨日の稽古を見たけど確かに皆んな動きは良いが、闘・殺・絶という太氣拳で１番肝心なものが全く感じられない」、的なことを仰られた・・澤井先生が常々口にされておられた御言葉だそうで・・我が意を得たり！！と全身（心）が歓喜で震えたのを今でも鮮明に覚えている・・この３文字についての詳細は、不特定の人が閲覧できるここじゃ書けないんで、高木先生に直接聞きてクダ〜・・♪ただ、これを道場稽古でしかも長年に渡って行うのは非常に厳しい・・たとえ自分が耐えれても稽古相手が誰１人いなくなってしまう可能性もある・・それでは達人への道も厳しいものに（天才は除く♪）・・。私は生まれた家の関係で幼少期より剣術を修行しているが・・この「闘・殺・絶」を文字通り地でいくと（意識では常にあるが）、稽古が成立しないばかりか遠の昔に失伝してしまってるだろう・・昔から剣術等で１人稽古が主なのにはそんな理由もある、しかし実戦的稽古は避けて通れないのもこれまた事実・・だから数少ない仲間と長年に渡り金剛不壊の信頼関係を築いた上で、生死の狭間（なんとか死なない程度）で木剣を用い素面で試合を行ってるのだが・・正直なとこ逃げ出したいほどに厳しいってのが現実・・だけど、それこそが生きるか死ぬかを大前提とした武術の（生き残るための）あたり前の修行なんですよね・・。至誠塾富山・石川の仲間も、入門してくる理由は友達作りから最強になりたいなど、それこそさまざま・・みんなで仲良く愉しく稽古を・・♪矛盾しているが私はこれで（が）いい、むしろ最善の稽古環境であると全体としては感じている・・♪ただ、武術として本氣で太氣拳を稽古する（極める）のなら、実戦性と安全性のギリギリラインを各人が自ら模索実践研鑽して「闘・殺・絶」を片時も忘れてはならない・・自戒の念を込めて・・・・。