トナミHD---株価には割安感があるが、業績はイマイチ
【特色】富山県拠点の路線トラック大手、全国展開。商標はパンサー。3PL(企業物流一括請負)を育成 【連結事業】物流関連91(0)、情報処理3(14)、他6(-1) 【増益幅減少】第一倉庫子会社化で売上高10億円上乗せ。路線トラックは運賃値下げを上回る荷物増。通関業務も堅調。ただ燃料価格上昇が痛手。営業益減額。営業外の一時帰休助成金収入なくなる。税負担大。 【事業再編】信越、中国地区の物流事業をトナミ運輸から分割、新設の2地域会社に各譲渡。意思決定迅速化に加えて収益管理徹底。地酒販社解散、非中核事業を整理。(会社四季報2010年9月号より)------------------------------------------------------------【上記の感想】上記は、トナミHD(9070)のページを引用。同社株は保有していないが、あまりにも最近の同社株の下落が目立つため、少々調べてみた。と言っても、何も同社株だけが下げているわけではないが。例えば、やや業種的に遠いように思うが、同じ陸運業であるJR東日本株も軟調である。それでは、業績を見てみる。まず、今期は増収増益予想である。が、1Q発表時点(8月12日)ではどうだったのか?というと、増収で当期利益はかろうじて増益だったが、営業と経常利益は減益だった。要するに、1Q発表時点では、楽観できる状況ではないことは確かだろう。さて、2Qの発表日は何時かというと、11月12日である。まずは、その数字を見てみたいところだ。では、株価と指標を確認する。現在値は、138円。予想PERは、20倍。実績PBRは、0.28倍。予想利回りは、2.9%。信用倍率は、4.84倍。