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カテゴリ:振返り旅行
●イースター島が大変 これまでも何度か紹介してきたイースター島が先日のニュースで大変なことになっているようだ。 数年前だが、地球一周のクルーズ船でイースター島に2日間立ち寄ったことがあるので気になっていた。 南米チリの本土から3700kmも離れて絶海の孤島と言われるイースター島には、巨大な石像であるモアイ像があり世界遺産に指定されている。 この島は特に観光施設は無く、火山噴火口とモアイ像が最大の見処となっている。 ニュースではモアイ像の工場とも言われるラノ・ララクという場所が山火事になり、モアイ像が黒焦げになったり、熱で欠けてきたようにもなっているとのこと。 ラノ・ララクはなだらかな岡ノ上にあり、地中の自然石を石像の形に切り出していた製造場所で、現在でも多数のモアイ像を見ることができる。
山火事の原因は、コロナ禍が続いたため観光客が途絶え、モアイの付近が草ぼうぼうになってきたので野焼きをして観光客を迎えようとしていたら、燃え広がって100haも焼けてしまったようだ。 モアイ像は柔らかい凝灰岩で出来ているので熱に弱くヒビが入ってしまうのだ。 以前、アフ・トンガリキという場所に倒れていたモアイ像15体を、日本の企業タダノ建設が重機を持ち込んで修復した経験があるので、今回も現地の知事が日本に助けを求めているようだ。 日本の専門家は無理に修復などせずにそのままが良いとの意見が出ている。 これまで訪れてきた場所が火災で消失したり、噴火が起こったり、戦争を始めたり、大国に権利を奪われたりと数年で変化してゆくのを聞くと残念に思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/10/14 12:10:08 AM
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